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いだてん~東京オリムピック噺~ 第31回「トップ・オブ・ザ・ワールド」のあらすじとネタバレと感想。

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前回の第30回「黄金狂時代」、ロサンゼルスオリンピックが開幕しました。

ラジオ生中継を禁止されたので、競技終了後にスタジオで再現実況する「実感放送」で日本国民に伝えます。

水泳は宮崎(西山潤さん)が100m自由形で金と、幸先のよいスタートを切りました。

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しかし自由形400mに出る大横田(林遣都さん)が腹痛でダウン。翌日のリレーは横山(永沼伊久也さん)が出場し、その次の日の400mに体力を温存します。

リレーは大差で勝利しましたが、400m自由形は大横田が銀メダルと惜しい結果となりました。

前回の第30回「黄金狂時代」を見逃した方は、是非こちらをどうぞ。

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それでは、第31回「トップ・オブ・ザ・ワールド」のあらすじと感想です。

目次

金メダル連発

女子200m平泳ぎの決勝、天気は快晴でした。スタート位置に立つ前畑(上白石萌歌さん)を緊張が襲いますが、友人の助言で総監督・田畑政治(阿部サダヲさん)こと河童のまーちゃんがきゅうりをかじる様子を想像して吹き出し、緊張がほぐれます。号砲と共に飛び込み、少し出遅れて3位につけました。会場には、政治がチケットを渡した日本料理店の女中・ナオミ(織田梨沙さん)も来ていました。

最終ターンのあとは頭をつけたままの連続ストロークで追い上げ、36秒6秒4の2位でゴール!水泳チームもアナウンサーも観客も、みんなが大喜びしました。熊本の四三(中村勘九郎さん)も、東京市長の永田(イッセー尾形さん)も、実況放送に大盛りあがりです。

次の男子背泳ぎ、日本勢は弱いと言われていましたが、結果はなんと1位から3位まで独占!表彰式では日系人が君が代を歌って喜びました。嘉納(役所広司さん)と岸(岩松了さん)も興奮し、オリンピックの東京招致に向けて気合いを入れます。

嘉納はIOC委員に日本水泳チームの強さの秘密を聞かれると、400年の歴史がある日本泳法について説明し、エキシビションで披露することを約束してしまいます。水泳チームはやる気まんまんですが、政治だけは「医者に止められとるんだ」と拒否。高石(斎藤工さん)が「まさか…泳げんのとちゃいます?」と聞くと「泳げんよ?」と、どっちとも取れる言い方で答えます。河童のまーちゃん、泳げない疑惑が浮上です。

男子200m平泳ぎの競技前日。初参加の小池(前田旺志郎さん)は緊張で眠れず「しりとりしません?」と同部屋の鶴田(大東駿介さん)に話しかけ、「しないよ、馬鹿野郎!」と怒られます。夜が明けて決勝。号砲と共に飛び込み、鶴田が1位でリード。そして残り25mで予選と同じように小池が追い上げました。しかし鶴田が意地を見せてトップを守り、そのまま1位鶴田、2位小池でゴール!鶴田は2大会連続金メダルという快挙を成し遂げました。政治は「つるさん勝っちゃったよ!」と驚き、高石は興奮してプールに飛び込んで鶴田に抱きつきます。観客も大興奮です。

五りん(神木隆之介さん)のナレーションが入り「6種目のうち5種目で金を取っちまったから、もう選手村じゃ金だ金だ、飲めや歌えの大騒ぎ。まったく『金』所迷惑です」とサゲを入れますが、志ん生(ビートたけしさん)がサゲの評価は「銅メダルだな」と判定しました。

エキシビションで日本泳法

いよいよエキシビション、水泳男子チームがふんどし姿で登場。まずは手足絡み、手と足を縛られた野田(三浦貴大さん)がプールに突き落とされ、体全体を使って器用に泳ぎます。次は大横田たち3人が、鯔(いな)飛びで跳ねながら泳ぎました。政治と鶴田、高石の3人で片抜手一重伸を披露しますが、政治はいきなりクロールで泳ぎ、高石に「まーちゃんそれ、クロールになってるよ!」と突っ込まれ、慌てて片抜手一重伸に直します。女子チームが「まーちゃん泳げるんやね」「そらそうや、河童やもん」と、クスクス笑います。

嘉納が「最後にご覧いただくのは水書だ」と言い、全員が板につけた紙と筆を持って、その場で立ち泳ぎを始めました。それぞれが1文字ずつ『Ⅹth O L Y M P I A D』と書いて観客に見せると大歓声が起こります。花火が上がり、ロサンゼルスオリンピックは閉幕しました。

日本人の誇り

8月15日いよいよロサンゼルスを出発、日系人もアメリカ人も、日の丸の旗を振って見送ります。するとバスの前に老人(吉澤健さん)が飛び出してきました。老人は白人に話しかけられたと言い、「私はね、アメリカに来て27年ですが、こんなことは初めてです。白人が私の手を取ってくれて、コングラッチュレーション…こんなに嬉しいことはないですよ…」と、感涙します。日系人からは、次々に白人社会に対する不満がこぼれました。そしてレストラン女中のナオミは「ワタシ、祖国見直しました。ありがとうございました!」と言い、前畑に抱きつきます。

老人は台に上り、「おれは日本人だー!」と叫びます。たくさんの日系人も「おれは日本人だ!」「アイアム ジャパニーズアメリカン!」と口々に声をあげました。政治もバスに上り「おれも日本人だ!」と叫ぶと、嘉納がやってきて「私も日本人だー!」と人々の視線を集めました。台に登ると「みなさん約束しましょう!東京でオリンピックを開くことができた暁には、みなさんを招待します!」と宣言。岸が「知らないぞ~」とつぶやきますが、場は大盛りあがりでした。

帰国

日本選手団は帰国の途につきます。船で太平洋を渡って日本につくと、列車に乗って東京駅に。黒山の人だかりが出迎え、爆発するような大歓声が巻き起こりました。

政治は新聞社に帰りますが、席には誰も居らず、酒井菊枝(麻生久美子さん)だけが残っていました。菊枝からオリンピック号外の原稿を渡されると、「妙な感じだね、フフッ。この目で見てきた光景なのに、こうして記事になるとまるで他人事だよ」と笑いました。「前畑君…大横田…」とつぶやくと、政治は突然帽子を脱いで「すまん、大横田!」と床に座り込みます。大横田の体調不良に気づかず牛鍋を食べさせたことを、とても後悔しているのです。菊枝が「全部取らなくてよかったと思いますよ、私は」「1つ残してきたのは、田畑さんの…何ていうか品格だと思います」と慰めると、政治は「変な声」と言って名前を聞き、「酒井君、ありがとう」とお礼を言いました。

その後、午後2時から日比谷公園音楽堂で大市民歓迎会が開かれます。事件はその控え室で起こりました。永田市長が選手たちを出迎えますが、前畑に向かって「なぜ金メダルを取ってこなかったんだね」「もう銀とか銅はいらん、あれ、1位じゃないというメダルだからね」と、無遠慮に話しかけます。顔をこわばらせた政治が「永田さん」と、詰め寄ります。さあ、どうなるのでしょう、次回に続きます…。

次回は、第32回「独裁者」。

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1940年のオリンピック招致合戦が始まります。

岸が「東京に転がり込むかも分かりません」と演説し、政治が「ムッソリーニもヒットラーもいないんだから、東京には。で、どうします!『逆らわずして勝つ』の嘉納さん!」と挑発。

そして政治は菊枝にプロポーズ、いよいよ結婚です。

ウェディングドレスとタキシード姿の2人が祝福されます。

2人の結婚生活はどのような感じなのか、オリンピック招致はどうなるのか?

次回も楽しみです!

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