独特な銀色の葉が特徴的な、オリーブの樹。
ホームセンターなどでも見かける、人気の果樹です。
オリーブの実は、自分で育てた場合でも収穫することが出来るんですよ。
ここでは、オリーブの特徴や栽培方法についてご紹介いたします。
オリーブって、どんな植物なの?
まずは、オリーブの特徴についてご紹介いたします。
オリーブは、モクセイ科オリーブ属に分類されている植物で、常緑高木です。
地中海を原産地としており、地中海料理に使われる事が多いです。
オリーブ栽培は、紀元前3000年頃からされていたと言われており、大変長い歴史があります。
樹高は5~7mになり、5~6月にクリーム色の花を咲かせます。
10~11月に、黒紫色の果実をつけます。
シンボルツリーや庭木として人気が高まってきています。
オリーブは、やせた土地でも良く育つ
オリーブは地中海式気候に適した植物です。
雨が少なく温暖な土地が好きで、乾燥してやせている土地でもちゃんと育ってくれます。
耐寒性に優れていて、-12℃まで耐えます。
手間がかからず大変丈夫なので、シンボルツリーとして選ぶ人が多いようです。
果実の使い道、いろいろ
自宅でオリーブの果実を収穫したら、食用にしたり化粧品にしたり出来ますよ。
熟す前なら、ピクルスや塩漬けにすると良いでしょう。
塾したら、オリーブオイルや美容に利用することが出来ます。
オリーブの栽培のポイント
オリーブの果実を収穫したい場合は、2品種以上を植えなくてはなりません。
花粉は風で運ばれるので、人工授粉はしなくて大丈夫です。
品種によっては自家結実しますが、2品種以上植えた方がよく実がつくでしょう。
鉢植えの場合
オリーブを大きく育てたければ、大きい鉢にしましょう。
小さいままが良ければ、小さい鉢に植えましょう。
苗木より、ひと回り大きいくらいの鉢に植えると良いですよ。
庭植えの場合
日当りのよい場所に植えましょう。
苦土石灰を使い、pHを6.5~7.0にしておくと良いです。
手間のかからないオリーブですが、土づくりはとても大切!
鉢植えの場合は、オリーブ用に調整された培養土を利用すると良いでしょう。
植え付けの時期
苗を植えるのは、2~3月の寒さが緩んだ時が良いです。
苗木の根をほぐしてから植え付けます。
鉢植えの場合は、鉢底ネットに鉢底石を3cmくらい敷きましょう。
肥料の与え方
3月に元肥、6月に追肥、11月にお礼の肥料を与えましょう。
元肥は化成肥料と堆肥などの有機質肥料を使います。
摘果をしましょう
果実を大きく育てるために、余分な果実を摘みます。
1つの果実に8枚の葉くらいの割合になるように、実を減らすと良いでしょう。
剪定をしよう
2~3月に、剪定をします。
枝が子見合って風通しが悪くなるのを防ぐためです。
最後に
丈夫で果実も利用出来ることから、シンボルツリーとして人気が高まっているオリーブ。
今回は、そのオリーブの特徴や栽培ポイントをご紹介しました。
大切なのは土作りですので、苗を植える時には注意しましょう。
摘果や剪定も、適度に行うようにしていれば、オリーブは問題なく育ちます。
収穫した果実を潰せは、自家製のオリーブオイルを楽しむことが出来ますよ。