日本のあちこちに自生しているドクダミは、傷薬にしたりお茶にして飲んだりと、その効用の高さで知られています。
生命力に溢れた植物で、「野生」という花言葉を持つほどです。
そんなドクダミを、自分の庭で育てられれば、その効用を十分に活かすことが出来そうですね。
今回は、ドクダミの特徴や効用などについてご紹介いたします。
ドクダミってどんな植物なの?
ドクダミは、ドクダミ科ドクダミ属に分類される植物です。
日本や中国、東南アジアが原産地です。
開花は5~6月で、純白の可愛らし花を咲かせます。
草丈は20~40cmであまり高くないものの、その繁殖力には凄まじいものがあります。
半日陰の場所を好み、日本全国で見かける事が出来るでしょう。
葉には特有の香りがあります。
私はこの香りが好きで、大変爽やかに感じるのですが、臭いと感じる人もいるようです。
ドクダミは、体に良いって本当?どんな効能があるの?
ドクダミは昔から「十薬」と呼ばれ、生薬として活躍して来ました。
お茶にして飲むことで、動脈硬化を予防したり解毒や解熱作用が期待出来るのです。
また、外用すれば傷薬や虫刺され、アトピー性皮膚炎にも効果的です。
以下に効能を挙げてみますね。
- 腸内環境の改善、便秘の改善
- 副鼻腔炎や花粉症など、鼻の症状の緩和
- むくみや冷え性の改善
- 血管を強くする。高血圧や心臓秒、動脈硬化の予防
- 胃腸の調子を良くする
- 血液を綺麗にする
- ニキビに効果的。抗酸化作用により老化の抑制
ドクダミの栽培って、簡単なの?
ドクダミは半日陰でも日なたでも、とてもよく育ちます。
とにかく丈夫で、寒さにも強いので冬問題なく越せます。
我が家にもドクダミが植わっているのですが、地下茎で増えていくため地上を刈ってもどんどん生えてきます。
管理するなら、地植えよりもプランターをおすすめします。
地植えにする場合には、植える場所を慎重に検討する必要があるでしょう。
植え付ける時期はいつでも大丈夫ですが、4~10月なら失敗がないでしょう。
病気や害虫による被害もありません。
最後に
白くて可愛い花を咲かせ、健康への効果も期待できるドクダミ。
今回は、ドクダミの特徴や効能をご紹介しましたがいかがでしたか?
昔から日本で親しまれてきたドクダミは、日本のあちこちで目にする事が出来ます。
傷薬や虫刺され、血管の強化や解毒作用に優れ、家に生えていれば重宝することでしょう。
栽培方法は簡単で、むしろ増え過ぎて困るくらいです。
ですから、地植えよりも鉢やプランターで管理することをおすすめします。
八重咲きの品種もあり、観賞価値も高いですよ。