ハワイでレイに使われるプルメリアは、神が宿る花とも呼ばれています。
幸せに導いてくれる花ということで、大切にされてきたそうです。
とても可愛らしい花で、カラーバリエーションも豊富なことから、最近日本で育てる人も増えています。
南国のイメージが強いプルメリアですが、日本でも育てる事が出来るんですよ。
ここでは、プルメリアの特徴と栽培ポイントについてご紹介いたします。
プルメリアって、どんな植物なの?
プルメリアと聞くと、ハワイのレイを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
幸福の花とも呼ばれるプルメリアは、キョウチクトウ科プルメリア属に分類されています。
非常に種類の多い植物で、200種以上あります。
その中で代表的なものは8種類。
特に日本でよく見るものは、オブツサという品種です。
白い花びらに、中央から黄色が入っているのが特徴。
花には甘く優しい香りがあり、気持ちを落ち着かせてくれます。
プルメリアは、ハワイやグアムだけではなく、東南アジアやメキシコ、中南米にも自生しています。
ラオス人民主義共和国では、国家となっています。
香りの良さや花の可愛らしさからは想像出来ないのですが、プルメリアは有毒植物です。
茎や葉を切った時に白い汁が出てきますが、これが有毒なのです。
皮膚炎、嘔吐、不整脈を引き起こし、心臓麻痺に至ることもあります。
剪定の時には、必ず手袋をつけましょう。
プルメリアの栽培ポイント
プルメリアの栽培には、いくつかポイントがありますのでご紹介いたします。
冬は室内で管理する
プルメリアは南国の花ですので、寒さに弱いです。
日本の冬では屋外栽培は厳しいですので、気温が15℃以下になってきたら室内に入れましょう。
真冬でも5℃以上をキープするようにしてください。
室内に入れる時は、葉を全部落として茎だけにします。休眠状態にさせてあげましょう。
春~秋は屋外で管理する
気温が15℃を超える時期には、屋外で日光をたくさん浴びさせてください。
プルメリアは直射日光が好きなので、出来るだけ日当りの良い場所で管理しましょう。
蒸れを嫌いますので、梅雨時は特に注意!
風通しが良く、雨が当たらない場所に移動させましょう。
肥料は少なめに
プルメリアの花を咲かせやすくするには、必要な栄養を与えてあげることです。
リン酸の比率の多い肥料を選ぶと良いでしょう。分からない場合は、マグアンプKでOKです。
肥料を与え過ぎると枯れる事もあります。
規定量より少なめくらいで、丁度良いです。
最後に
可愛らしい花と甘く優しい香りで、多くの人を魅了するプルメリア。
ハワイではレイや髪飾りとして使われる事が多い、幸福の花です。
そんなプルメリアは、室内管理をする事で日本の冬を越すことが出来るんですよ。
気をつける点は、プルメリアの茎や葉には毒があるということです。
白い汁が出てきても、触らないようにしましょう。
お手入れの時には、手袋を着用していれば安心ですね。
気をつけるポイントさえ守れば、安らぎをもたらす素敵なお花ですよ。