リンゴのような心地良い香りと美容効果の高さから、女性に人気のあるハーブがジャーマンカモミール。
真っ白な花も美しく、見ている人の気持ちを明るくしてくれます。
リラックス効果も高いので、ストレスが溜まりがちな現代人向けのハーブとも言えるでしょう。
今回は、そんなジャーマンカモミールの効能と使い方についてご紹介していきます。
ジャーマンカモミールって、どんな植物?
ジャーマンカモミールは、和名をカミツレと言います。
キク科コシカギク属に分類されています。
ヨーロッパで、薬用として使われているハーブで一年草です。
真っ白な花を咲かせ、香りはまるでリンゴのようです。
ドイツのコミッションE(薬用植物評価委員会)において、治療に使うハーブとして認められている程、薬効が高いです。
葉には香りがなく、フルーティな香りがするのは花です。
花を乾燥させて水蒸気蒸留により精油を抽出しますが、含有量が少なく高価なものとなっています。
ハーブティとして飲まれる事が多く、香りの良さから人気がとても高いです。
入浴剤としても利用されています。
ジャーマンカモミールの効能
気持ちを落ち付かせてくれるハーブとして有名です。
ストレスの軽減や疲労の回復が期待出来ます。寝る前に飲めば、安眠効果を得られますよ。
胃腸の調子が悪い時にも効果的で、胃炎・大腸炎にも使うことが出来ます。
女性に多い悩みにも効果があり、生理痛の緩和や美肌効果があります。
肌・目・口の炎症を抑えたり、歯の痛みにも効きます。
穏やかな作用で、子供やお年寄りが使っても大丈夫です。
使用に注意が必要な人
キク科の植物にアレルギーがある人は、要注意!
ブタクサにアレルギーを持つ人などは、飲まないようにしましょう。
カモミールは他のハーブとのブレンドにも使われているので、ハーブティを飲む時には気をつけましょう。
また、妊娠中の人も注意してください。
子宮の筋肉に作用するので、赤ちゃんに何らかの影響があるかも知れません。
ハーブティは無理をして飲むものでもありませんので、避けた方が無難です。
ジャーマンカモミールの使い方
ハーブティとして使われる事が多いです。
お茶の入れ方は、お湯に小さじ1杯のカモミールを入れて、5分くらい蒸らします。
入浴剤として使用すれば、美肌効果が期待できます。
ポプリとして使えば、お部屋をリラックス空間にすることが出来ます。
また、カモミールティーをリンス代わりに使うと、髪にツヤが出てきます。
最後に
花が可愛らしいだけでなく、治療目的での使用も認められているほど薬効の優れたジャーマンカモミール。
丈夫で育てやすい事もあり、女性を中心に人気のハーブです。
様々な効果があるのですが、ブタクサなどキク科の植物にアレルギーのある人や、妊娠中の女性は使用を避けた方が良いでしょう。