元気いっぱいの印象が強いビーグルは、スヌーピーのモデルになった犬種です。
大きな耳が特徴的で、とても活発で陽気な性格をしています。
イギリス原産で、今では世界中で飼育されている大人気の犬です。
今回はそんなビーグルについて、性格や特徴をご紹介いたします。
ビーグルの歴史
イギリス原産のセントハウンドで、大変古い歴史があります。
ローマ時代には存在しており、ウサギを狩る猟犬として活躍していました。
嗅覚が大変優れているので、空港の検疫探知犬としての仕事を任されたりもしています。
ビーグルの体力は素晴らしく、獲物を追いながら鳴く「追い鳴き」をすることで知られています。
ウサギ狩りの際には群れで行動し、仲間たちと鳴き声で連携を図っていました。そのため、森のトランぺッターや、草原の音楽隊などと呼ばれる事もありました。
16世紀後半には超小型のビーグルが誕生し、体高は20~25cmしかありませんでした。
大型の猟犬が入りこめない場所でも狩りが出来ることから、重宝されていました。
しかし、獲物の大型化にともない人気が薄れていき、やがてビーグルの犬種標準から外されました。
ビーグルはどんな性格なの?
先ほども触れましたが、ビーグルは仲間と群れで狩りをする犬でした。
そのため、大変協調性のある性格をしています。
ペットとして飼育する場合、同居の動物や人間の子供とも上手くやっていけるでしょう。
群れを好むことから、一人で居ることに寂しさを感じるようです。
留守番をさせていると、遠吠えを始めたりもします。
とても好奇心が強く、やんちゃで活発に動き回る犬です。
体力があり、たくさんの運動を必要とします。
運動不足になるとエネルギーが余ってしまい、無駄吠えやいたずらにつながります。
また、興味を持つと飼い主を無視して行動してしまうこともあるので、注意が必要です。
筋力もあり、ジャンプ力に優れています。
嗅覚の鋭いビーグルですので、臭いに敏感に反応します。
気になる臭いがあると、それに夢中になってしまいます。
散歩中に動かなくなることも珍しくありません。
そういう時は、名前を呼ぶよりもおやつのニオイを嗅がせてみると良いでしょう。
無駄吠えが大変多いのは、ビーグルの習性なので仕方がないと言えるでしょう。
なるべく独りぼっちにさせないようにしたり、遊びで興奮してきたら別の遊びに切り替えるなどして、飼い主が上手くコントロールしてあげましょう。
ビーグルの身体的特徴は?
- 体高33~38cm
- 体重8~14kg
- 寿命12~15歳
ハウンドの中では最も小型の犬です。
嗅覚に優れ、筋肉質でがっちりしています。
食いしん坊なところがあり、胃袋が大きいためたくさん食べるので肥満に注意が必要です。
耳が大きく垂れているのも、大変特長的です。
耳の中は籠りやすく、外耳炎のリスクが高い犬です。
耳掃除をしてあげるようにしましょう。
最後に
陽気で元気に走り回るビーグルは、元々猟犬だった事もあり体力もあります。
運動量を多く必要とするので、飼育するとしたらたっぷり散歩させられるかどうか考えましょう。
仲間との協調性があり、家族や他のペットとも仲良くしてくれます。
その反面、無駄吠えが多いのが気になるところ。
一番無駄吠えが多いとも言われています。根気強くしつけていくようにしましょう。