アクアリウムの人気が高まり、家に水槽を持っている人がとても増えています。
そして、新たにアクアリウムに挑戦したいと思っている人も、たくさんいることでしょう。
自分の水槽を持つというのは、とてもワクワクすることですよね。
でも、いきなり難しい魚を飼ってしまうと、失敗する恐れもあります。
そこでここでは、初心者におすすめのバルーンモーリーについてご紹介したいと思います。
バルーンモーリーって、どんな魚?
アクアショップに行くと、必ずと言っていい程バルーンモーリーを見かけます。
とても人気がある秘密は、その飼い易さにあります。
そしてまた、愛嬌たっぷりの見た目とカラーバリエーションの豊富さも魅力でしょう。
そんなバルーンモーリーは、メダカの仲間です。
品種改良によって、今のようなまん丸な体になりました。
元々がメダカということもあり、日本の気候に適応してくれますので、初心者でも飼育しやすいのです。
性格も温和で、他の種類の魚を襲ったりしません。
ただ、個体差はあるので、稀に自分より小さい魚を攻撃する個体もいるようです。
バルーンモーリーの大きな特徴は、卵胎生だということです。
卵胎生とは、お腹の中で卵を孵化させて稚魚の状態で体外に出すという事です。
繁殖力が旺盛なので、適のいない環境でしたらどんどん増えていきます。
寿命は2~3年程度なので、うまく調節すれば水槽が過密状態になる事もないでしょう。
バルーンモーリーにおすすめの環境
水槽
バルーンモーリーは体が小さいので、45cm水槽でも十分飼育出来ます。
ですが、混泳や繁殖を望むのであれば60cm以上のサイズにしておいた方が良いでしょう。
水面から飛び出すことが多いので、フタは必須です。
餌
バルーンモーリーはお腹が丸いので、食べ過ぎるとガスがたまりやすいです。ですから、食事は少しずつ回数を分けてあげるようにしましょう。
繁殖期には、赤虫などを与えて栄養を強化しても良いでしょう。
水質が悪化しないように、与え過ぎには注意してくださいね。
他の魚との混泳について
先ほども触れました通り、温和な性格なので小型熱帯魚と混泳することが出来ます。
定番のネオンテトラやグッピーより大きくなりますので、これらの魚は群れを作れる数を入れると良いでしょう。
バルーンモーリーは水面付近を泳ぐので、底の方で泳ぐコリドラスとの相性が良いです。
混泳させる場合は、水草やオブジェなどを入れて隠れ家を作りましょう。
最後に
メダカの仲間であり卵胎生の、バルーンモーリー。
丈夫で繁殖力も旺盛なので、初心者におすすめの熱帯魚です。
風船のように丸い体つきは愛嬌たっぷりで、見ていてとても和みます。
その上、カラーバリエーションも豊富なので、初心者だけではなくベテランにも大人気です。
飼育するだけでなく、繁殖も楽しみたい人におすすめの熱帯魚ですよ。