人気の熱帯魚、プレコ。水槽の苔取りに活躍してくれる魚としても有名です。
そんなプレコはナマズの仲間で、なんと300種類以上も存在しているそうです。
大型になるというイメージも強いですが、中には10cm程度の小型の種類もいます。
小さいサイズなら飼ってみたい、という人もたくさんいる事でしょう。
そこでここでは、プレコの特徴や小型プレコの飼育方法についてご紹介していきたいと思います。
プレコはナマズの仲間
ナマズの仲間であるプレコは、正しくはプレコストムスと言います。
南米のアマゾン川に生息しており、酸素量が多く強い水流を好みます。
あまり泳ぐのが上手ではなく、石などにくっつきながら移動します。
体の表面には硬いウロコがあり、触るとザラついているのが分かります。
そして胸ビレにはトゲがあり、天敵から身を守る術を身につけています。
プレコには小型の種類も存在する
成長すると大きくなるイメージが強いプレコですが、45cm水槽でも飼育出来るサイズも存在しますよ。
いくつかご紹介します。
タイガープレコ
最小のプレコで、大人になっても10cmくらい。
ネオンテトラとの混泳も可能です。
プッシープレコ
丈夫で繁殖もしやすいです。餌をとてもたくさん食べます。
インペリアルゼブラプレコ
ゼブラ模様が美しいプレコで、値段が数万円する高級魚。
これらのプレコは、大きな水槽を用意する必要がないので、安心して飼えます。
飼育するための道具
水槽
広いに越した事はないのですが、15cmくらいの小型プレコでしたら、45cm水槽で大丈夫です。
フィルター
上部式フィルターの方が、お手入がしやすいのでおすすめです。
プレコはエラ呼吸が苦手です。ですが酸素はたくさん必要とします。
ですから、エアレーションをしっかりとして、水流を強めて酸素を水に溶かしましょう。
餌
プレコには、植物性の餌を与えましょう。専用の「テトラプレコ」がおすすめですが、食べてくれない場合は、茹でた野菜をあげると良いでしょう。
どうしても食べない場合は、冷凍赤虫でも良いでしょう。
レイアウト
水槽内には、必ず隠れ家を用意してあげましょう。
置く角度を工夫すれば、ちゃんと姿を楽しむ事も出来ますよ。
よくあるのが、細長い流木を縦にして置くパターンです。
流木のクズが底にたまるので、底砂を入れずにベアタンク飼育すると良いでしょう。
水温や水質は、どうしたら良いの?
プレコにとっての適温は、22~27℃です。夏に30℃を超えるようなら、冷却ファンなどで水温を下げましょう。
冬はヒーターをつけてください。
水質が悪くなると途端に弱ります。水換えは週に2回、1/3くらい行いましょう。
最後に
ナマズの仲間であり、愛嬌のある可愛い顔をしたプレコは、草食性が強く水槽の苔取りとしても人気の熱帯魚です。
今回はプレコの特徴と、小型プレコの飼育方法についてご紹介しました。
水質悪化に敏感なので、こまめな水換えが必要となりますが、要領さえつかめば飼育しやすい魚だと言えるでしょう。
プレコには、100cmサイズになるものもいます。
購入する時には必ず、店員さんにどれくらい大きくなるのか確認するようにしましょう。