数年前からペットとして人気が高まっているのが、モモンガです。
体が小さく、大きな瞳が特徴。とても愛嬌のある顔をしているんですよ。
なんとなくリスっぽい感じがするのですが、有袋類なのでコアラやカンガルーの仲間なんですね。
有袋類の飼育だなんて、難しそうで抵抗を感じる人も多いかも知れませんが、フクロモモンガは比較的飼育が簡単。
日本では飼育方法やグッズの情報も増えてきて、これから飼育を始める人でも安心です。
それでは、そんなフクロモモンガの特徴や飼育方法についてお話をしていきます。
フクロモモンガって、どんな動物なの?
先ほども触れました通り、フクロモモンガは有袋類です。オーストラリアの動物で、コアラやカンガルーの仲間です。
お腹の袋の他に、もう一つ大きな特徴があります。それは木から木へ滑空する事!
グライダーのように移動する姿は、TVなどで見た事がある人も多いでしょう。
夜行性なので、昼間に活動する姿を見るのは難しいでしょう。
野生での寿命は5~7年ですが、ペットの場合は15年くらい生きるそうです。
フクロモモンガの飼育に必要な道具は?
飼育ケージ
飼育用のケージを用意しましょう。部屋での放し飼いは、あまりおすすめしません。
あちこちに糞をしますし、家具などの隙間に入ってしまったり、危険な物をいじってしまったりするからです。
飼い主が見ている時に、たまに部屋に放してあげるようにすると良いでしょう。
ケージの形は、底面積より高さが大事。専用ケージや大型の鳥カゴを使いましょう。
床材
フクロモモンガはトイレの躾が出来ません。あちこちに排泄するので、掃除は小まめにしましょう。
床材は新節をちぎったものや、おがくすなど。
餌皿、給水ボトル
水は床に置くとこぼしてしまう可能性があります。
給水ボトルなら、ひっくり返す心配がないので安心です。
止まり木
野生では樹上で生活していますので、必ず設置してあげてください。数本用意しましょう。
衛生面を考えて、購入したものを使うと良いでしょう。
餌は、何を与えれば良いの?
雑食なので、基本的に何でも食べます。
昆虫、樹液、果物を食べて生きていますので、飼育下でも色々な食べ物をバランス良く与えると良いです。
専用ペレットを販売しているところも増えてきているので、入手可能であればペレットを主食にしましょう。
臭いと鳴き声には注意!
フクロモモンガを飼育する前に知っておかねばならないことがあります。
それは、独特な臭いと鳴き声が大きいということです。
飼育を始めてから後悔しないように、しっかりと頭に入れておきましょう。
最後に
数年前から人気が出てきているフクロモモンガについて説明してきましたが、いかがでしたか?
とても小さく可愛らしいだけではなく、滑空するという特徴も魅力的ですよね。
また、気持ちによって鳴き声を分ける動物でもあるので、よく声を聞いてみましょう。
鳴き声の大きさは、夜眠れないということにも繋がりますので、部屋は分けた方が良いでしょう。
特徴をよく理解した上で飼育すれば、良いパートナーになってくれるでしょう。