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西郷どん 第33回「糸の誓い」のあらすじとネタバレと感想。

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前回の第32回、一橋慶喜(松田翔太さん)は長州征伐の勅命を手に入れ、長州が攻め込まれるのは時間の問題となりました。

亀山社中を立ち上げて商いを始めた龍馬(小栗旬さん)に、吉之助(鈴木亮平さん)はある商談の仲介を依頼します。

薩摩の武器を長州に売り、代わりに米をもらうという取り引きです。

龍馬の働きかけにより、桂(玉山鉄二さん)は京に上り、薩摩と長州の密談が始まります。

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お互い意地を張り合い、話がまとまりません。しかし、イギリスに留学した薩摩・長州の若者たちの交流を知り、自分たちも国のために一つになるべきだと考えを改め、両者は協力することに。薩長同盟が成立したのです。

前回の第32回「薩長同盟」を見逃した方は、是非こちらをどうぞ。

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それでは、第33回「糸の誓い」のあらすじと感想です。

目次

龍馬、暗殺未遂

薩長同盟から2日後、坂本龍馬は池田屋で奉行所の役人に命を狙われます。家を囲まれたことをいち早く龍馬に知らせたのは、妻のおりょう(水川あさみさん)でした。刀で切りこまれ、拳銃で応戦する龍馬。おりょうは宿を飛び出し、薩摩屋敷に助けを求めます。

両手に傷を負った龍馬は、薩摩の西郷家に身を隠しつつ療養することに。龍馬は池田屋で命からがら逃げきった経緯を、面白おかしく西郷家の皆に話します。奔放で大胆な性格のおりょう。糸(黒木華さん)はポツリと「どんなに危なか時も、ダンナさあを助けられるあの人が羨ましか」とつぶやきます。

宴もお開きになり、吉之助と龍馬の2人は縁側でくつろぎます。龍馬が「西郷さん、で、ワシは何をしたらええろ?」と聞くと、吉之助は「実は今度、薩摩にエゲレス公使のパークス殿をお迎えすることになっての」と打ち明けました。イギリスとフランスは、どちらが日本を食い物にできるか争い、フランスは幕府に接近。イギリスは薩英戦争で敵対したものの、今は薩摩の力を認め、近付こうとしています。吉之助は龍馬に、パークスをもてなすための知恵を借りたいと頼みました。

長州征伐、再び

京に残った一蔵(瑛太さん)は、大阪城へ呼び出されました。幕府がついに長州再征伐に向け、諸藩に号令を出します。一蔵は老中や諸藩の代表の前で「此度の長州征伐出兵のご命令、我ら薩摩は思うところがあります故、お断り申し上げます」と宣言。どよめきが起こります。

その頃、将軍・家茂は病に倒れていましたが、長州征伐の士気に関わるとして、幕府によりひた隠しにされていました。慶喜は10万を超える幕府軍の進軍を開始します。

龍馬により、シャンパンなどパークスを持て成すための品々が、西郷家に集められます。龍馬は霧島温泉などをめぐる療養の旅から帰ってきました。おりょうに男の格好をさせて、女人禁制の高千穂の山まで登ったと言います。史実によると、3月10日から4月12日まで1ヶ月ものんびりと湯治を兼ねた新婚旅行を楽しんだそうです。

そこに、小松帯刀(町田啓太さん)「幕府軍が動き出した」と急いで知らせにきました。小松は「幕府軍は皆、士気の低い烏合の衆。西洋の最新武器で必死に訓練した長州軍の敵ではない」と分析。龍馬は、長崎に戻るついでに下関に寄って、戦況を見てくると言います。

翌朝早くに、こっそりと出ていこうとする龍馬は、またも糸に見つかります。おなごは戦場には連れていけないと、おりょうを西郷家に預けることに。しかしおりょうが気づいて「うちの人はどこに行かはったんどす」と問い詰め、糸は坂本の行き先を教えてしまいます。おりょうは「お互い、難儀な男に惚れたもんやな。こうて切ないけど、一生惚れ通すしかあれへんと、ウチは覚悟決めとります」と言って、走って龍馬の後を追いかけてました。

幕府軍10万の兵が、海と陸の4ヶ所から長州に攻め込みます。それぞれの戦場では、何万もの幕府軍に対し1000人程度の長州軍が応戦。しかし最新武器が決め手となり、長州が有利に戦いを進めます。

イギリス公使との交渉

数日後、薩摩湾沖に1隻の軍艦が現れ、礼砲を放ちます。ついにイギリス公使パークス(セイン・カミュさん)が薩摩に上陸しました。国父・久光(青木崇高さん)や藩主・島津茂久(長田成哉さん)、吉之助たちが、パークスを出迎え、西洋式にテーブルとイス、ナイフとフォークの食事会で持て成します。貴重な食べ物だと説明され、恐る恐るナマコを口にし、ワインで流し込むパークス。宴は数日に渡って続きます。しかし、パークスはいきなり怒り、薩摩から帰ると言い出しました。

交渉を打ち切ろうとするパークスを止めるべく、吉之助はイギリス軍艦に単身乗り込みます。通訳を通して話す2人。パークスは「なぜ宴会ばかりで重要な話をしないのか。君たちは何を求めているのか?」と怒ります。吉之助が「さつまはエゲレスと協力し合うことを望んでおります。そこでこちらもあなた方の腹の中をお聞きしたい」と投げかけると、「Expeditiously!」パークスは、なぜこの国には将軍と天使様の2人いるのか、誰と話せば交渉ができるのか?と本音をぶつけます。吉之助は、幕府はもう腐りきり、誰も言うことを聞かないのだと暴露。「薩摩ち、薩摩が天子様のもとにこの国をまとめてみせもす」と、豪語します。民をないがしろにする政治は立ち行かない。それはイギリスも同じはず、と自分の政治思想を述べる吉之助に、パークスも感心。「やっと議論のできる人物と出会えた」と、吉之助を認めます。「ただし、ナマコはいかん!あれはいかん!」と冗談を言って、2人は握手を交わしました。

吉之助と糸

吉之助は無事に帰宅。みんなが喜びます。夜2人になると、吉之助は布団に正座して糸に向かい合います。糸は「私を腹を割ってはなしたかさこつがありもす」と、愛加那はどんな人だったのかと質問しました。吉之助は「愛加那はオイを再び生かしてくれた」と、とても大切な人であると説明。糸は「恥ずかしか、そげん大切なお方に私は嫉妬しちょった」と、これからも家を守るために頑張りたいと笑顔になりました。吉之助は愛おしい目で見つめます。そして「こっちにこんか」と手を引き寄せると、糸を優しく抱きしめました。

秋になり、吉之助は再び京に上る日がきました。そして糸のお腹に子が宿ったことを知ります。吉之助は「ほんのこっか、糸どん」と、涙を流して喜びます。糸は「こん子とともに、待っちょります。ダンナさ、チェスト!気張れ!」と言って送り出しました。吉之助は「きばっどー!」と叫び、京へと旅立ちます。

次回は第34回「将軍 徳川慶喜」です。いよいよ征夷大将軍・徳川慶喜が誕生します。

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「ええじゃないか、ええじゃないか」と派手な格好で、世直しを歌いながら踊り騒ぐ民衆。政治情勢が不安定となり、国内は混乱します。

吉之助は、倒幕から討幕へ…「幕府を倒す」から「幕府を討つ」へと吉之助の心が変化します。

幕末編もいよいよクライマック、次回も楽しみです。

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