日本犬には6種の犬種がありますが、その中で唯一大型犬なのが秋田犬です。
『ハチ公物語』や「わさお君」でその名を知った人も多いのではないでしょうか?
大きな体と優しい顔立ちは、多くの人から愛され続けています。
今回は、そんな秋田犬について、特徴や性格などを詳しくご紹介していきたいと思います。
秋田犬とは
あきたいぬ、と読みます。
大型犬に分類されており、ガッシリとして体付きが特徴です。
闘犬や狩猟犬として育てられていた時代もあり、優しい顔立ちとは裏腹に、力強く身体能力も高いです。
毛色には、赤・白・虎の3タイプがあります。
体高:オス67cm、メス61cm
体重:オス50~60kg、メス40~50kg
どんな性格をしているの?
忠誠心がとても強く、飼い主をとても大切にします。
頭がとても良く、訓練すればいろいろな事を覚えるでしょう。無駄吠えの心配もありません。
飼い主を大切にし、家族を守ろうとしてくれます。
警戒心が強いので、番犬として活躍してくれるでしょう。
ただ、知らない人や犬に対して威圧的な態度をとる傾向があるので、その部分はしつけでカバーしましょう。
どこで手に入れればいいの?
秋田犬は、ペットショップでは殆ど見かけない犬種です。
ですから、里親になるかブリーダーに相談すると良いでしょう。
里親になる場合は、動物愛護団体や保健所に相談してみましょう。
また、インターネットの里親募集サイトを利用するのも良いでしょう。
ブリーダーというのは、純血種の子犬を繁殖させるお仕事です。
親や兄弟犬と長い時間一緒に過ごしているので、社会性が身についている子が多いです。
親兄弟や子犬の性格など、詳しく聞くことも出来ますよ。
気をつけないといけないのは、悪質ブリーダーの存在です。
ジャパン・ケンネル・クラブなどに相談し、信頼できるブリーダーを紹介して貰っても良いでしょう。
飼育のポイントは?
賢く運動能力の高い秋田犬は、知的な刺激と運動の両方を求めます。
しつけや訓練の吸収力が高く、そういった活動をする中で信頼関係を築けることでしょう。
体力がある犬種ですので、毎日お散歩をするようにしましょう。
30分~1時間程度の散歩を、1日2回おこなってください。
雨でも雪でも、秋田犬は散歩に行きたがります。
ですから、残念ながら体力に自信がない人には向いていないと言えます。
ブラッシングは、週に1回はおこないましょう。
換毛期は大変ですが、それ以外の時期は手入れは簡単です。
ブラッシングはマッサージ効果もありますし、大切なスキンシップの時間ともなります。
リーダーをしっかり理解させること!
秋田犬は、成犬になるととても大きくなります。
もし犬に逆らわれたら、制御出来ない可能性もあります。
ですから、子犬の内から誰がリーダーなのかを分からせる必要があります。
噛み癖や吠え癖のしつけも、しっかりおこないましょう。
しつけの方法が分からない時は、保存会やブリーダーなどに相談するなどして、一人で抱えこまないようにしましょう。
最後に
体の大きな日本犬、「秋田犬」についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
力があるので、子犬の内にしっかりしつけをすることが大切ですね。
賢いので、教えたことはすぐに覚えてくれるでしょう。
渋谷の「忠犬ハチ公像」は有名ですが、あのハチは秋田犬なのです。
来る日も来る日も飼い主を待ち続けたハチのエピソードから、秋田犬の忠誠心の深さがよく分かりますね。