うさぎ苔と呼ばれる、とても可愛らしい植物があるのをご存知ですか?
お花の形が、うさぎにそっくりなんです。
1つの茎に複数の花がつくので、満開になった姿はまるでうさぎの群れのよう!
そんなうさぎ苔は、なんと食虫植物でもあります。食虫植物と聞くと育てるのが難しい印象があるかも知れませんが、これなら初心者でも簡単に増やせるんですよ。
ここでは、うさぎ苔の育て方について説明していきます。
うさぎ苔について
南アフリカ原産の食虫植物であり、学名を「ウトリクラリア・サンダーソニー」と言います。
小さい葉っぱがビッシリ茂るので苔のように見えることから「うさぎ苔」と呼ばれていますが、苔の仲間ではないんです。
ウトリクラリアは「小さな革袋」の意味があり、この仲間の特徴として根に虫を捕まえる袋を持っています。それで水や土の中の獲物を捕まえるのです。
うさぎ苔の栽培方法
用土と鉢
湿地に育つ植物ですので、保水力のある土を使うと良いでしょう。ミズゴケかピートモスがおすすめです。
腰水によって常に水に浸かっている状態にあるため根腐れを起こしやすいので、バーミキュライトを少し混ぜてあげると良いでしょう。
置く場所
日当たりの良い窓辺などが良いでしょう。
直射日光でも大丈夫ですが、レースのカーテン越し程度の場所がベストです。夏の直射日光は避け、風通しの良い場所においてください。
水やり
腰水という方法をとります。
受け皿に水を張った状態をキープする方法で、3cmくらいの水深が良いでしょう。水が減ったら足してくださいね。
夏場はお湯になりやすいので、定期的に鉢の水を取りかえるようにしましょう。
根腐れ防止のため、たまに上から水をかけて鉢の中の水を綺麗にすると良いです。
肥料
必要ないです。
液体肥料などをあげる人もいるようですが、水苔にネットリしたものが発生して汚くなります。
冬場の管理
室内で育てましょう。
なるべく日当たりの良い場所を選んでください。5℃以上を保つように気をつけましょう。
増やし方
日当たりの良い場所に置いておけば、どんどん増えますよ。
鉢いっぱいになったら適当にちぎって、別の容器に分けていきましょう。
ギュウギュウのままにしておくと枯れてしまいます。
最後に
小さくて可愛いうさぎ苔の育て方をご紹介しましたが、いかがでしたか?
コーヒーカップに植えたり、苔玉にして楽しんでいる人もいます。小さい鉢でOKなので、いろんな場所に置けるのが嬉しいですね。
夏なら手ごろな値段でホームセンターに並ぶことも多いです。
可愛くて不思議な食虫植物うさぎ苔。あなたも挑戦してみませんか?