現代の日本において医学といえば西洋医学を指すのが一般的ですが、それは後から入ってきたものです。
日本には、はるか昔から東洋医学が存在していました。
今回は、東洋医学の中でも鍼灸の素晴らしさをまとめてみました。
東洋医学とはどういうものか?
東洋医学と聞くと摩訶不思議なもので、よくわからないものだと感じる人も多いと思います。
確かに、現代科学の視点で見るとわからないことがたくさんあるのは、事実です。
しかし、はるか昔の人たちは、科学というものが無い状態で自然や人の体を理解しようとしました。
その結果生まれたのが、陰陽や五行といった考え方です。
科学的な根拠はないかもしれませんが、その理論は普遍的でとても的を得ています。
陰陽などは概念的なものなので、科学的にはいまいちわからないという面もあります。
例えば、陽のイメージは、温かいとか発散などといったイメージがあります。
陰は、その逆ですね。なので夏は陽が強く、冬は陰が強くなります。
イメージすれば当たり前のように感じますね。
鍼灸は何故良いのか?
医学の中の東西に、優劣があるとは思いません。
しかし、どちらかの医学が完璧であるという事もないのです。
西洋医学は、検査などを行いとても細かく人の体を診ます。
概念的に人をとらえる東洋医学には、そう言う事は出来ません。
しかし、いくら細かく見てもわからないものが存在します。その代表例が、心です。心を、数値化することはできません。
また、現在の西洋医学は病気になってから治すというのが主流ですが、東洋医学は2000年以上前から病気になる前に治すのが最高の医療であると説かれています。
つまり、長く健康でいるには、どうしたらいいかという部分において鍼灸を含む東洋医学は特化しているのです。
さて、なぜ鍼灸を東洋医学の中でも進めるのかというと、日本においては教育などの制度がしっかりとしていて安心できるというのがあります。
また、全世界的に研究が行われており、WHOも鍼灸の効果については認めています。
さらに、西洋医学の薬と違い、患者一人一人ごとに治療の仕方が変わります。
その人に本当に合った治療を受けることができるのも大きなメリットであると思います。
最後に
いかがだったでしょうか?
痛そうなどといった理由で鍼灸を嫌う人もいますが、受けてみると本当に鍼が刺さっているのかわからないくらいという感想を述べる人もいますので、怖がらずにぜひ受けてみてください。