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おんな城主 直虎 第38回「井伊を共に去りぬ」のあらすじとネタバレと感想。

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大河ドラマ「おんな城主 直虎」第38回「井伊を共に去りぬ」を観ました。

井伊谷に武田が攻め込んできましたが、おとわ(柴咲コウさん)の説得により、近藤(橋本じゅんさん)は武田軍との戦は避け、皆で隠れ里に逃げ込むことに。井伊谷は侍も百姓も、誰も死者を出さずにすむことができました。

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今回のサブタイトルは「井伊を共に去りぬ」です。元ネタは「風と共に去りぬ」ですね。分かりやすいです。南北戦争下の南部アメリカに住むスカーレット・オハラという女性の半生を描いた作品です。原作小説はピューリッツァー賞を、映画はアカデミー賞9部門を受賞した、名作です。未見の方は、是非この機会に見てはいかがでしょうか?

前回の第37回「武田が来たりて火を放つ」を見逃した方は、是非こちらをどうぞ。

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それでは、第38回「井伊を共に去りぬ」のあらすじと感想です。

目次

信玄からの書状

武田軍が井伊谷に侵攻してきました。領主の館が燃え落ち、村々は民もおらず食料も無く、もぬけの殻だと知ると、武田信玄(松平健さん)は家々を焼き払うよう命じます。ちなみに、信玄は陣中でほうとうを食べていました。甲斐と言えばほうとうですよね。

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龍潭寺の南渓和尚(小林薫さん)は、信玄と謁見します。南渓和尚は作戦通り、武田が来るのを好機とし、井伊の残党が兵を挙げ、民・百姓を逃散させた。民は近藤の支配を望んでいないと話し、「井伊家にこの地を安堵してくださるように…」と信玄に願い出たのでした。

そして信玄からの書状が、井伊家当主としておとわに届きました。おとわは書状を近藤に見せます。近藤は「我らは謀られたのか!」と怒りますが、おとわは近藤と井伊が反目しているように大名らに見せかけ、その実は繋がっている状態を作ろうと協力を呼びかけます。徳川にも武田にもどちらにも都合のいいことを言って、この局面を乗り切ろうというのです。しかし近藤は、井伊を再興するのかと疑い「あいにく疑り深いタチでの…」と言って席を立ってしまいました。

武田の間者

夜半、汁椀を持った高瀬(髙橋ひかるさん)が、近藤のもとに向かいます。おとわは声を掛け「痛み止めの薬か」「我も腰が痛くてのう」と、溶いた薬を飲もうとしますが、すぐに高瀬が汁椀を叩き落としました。毒が入っていたのでしょう。

おとわは「そなた武田の間者か」と高瀬を問い詰めます。高瀬は事情を話します。直親の娘だというのは本当だが、母が死んだ後、重い借金が残った。武田の者が現れ、借金を肩代わりするので、間者として井伊に潜り込むように言われたのだといいます。

「今、近藤殿を殺せば、母上の元に井伊が戻ってくるではありませんか!」と開き直る高瀬ですが、おとわは頬を叩きました。「もう物騒なことは考えるな、これからはもうただの娘として、ここにおればいい」と、高瀬を抱きしめたのでした。

井伊谷の再興

近藤は「井伊殿、心得た」と、協力することを了承しました。井伊の民は村に戻れることになりましたが、武田により建物はすべて灰になっています。おとわは民と力を合わせて村々を復興していきます。

そこに中村屋(本田博太郎さん)がひょっこり訪れました。龍雲丸(柳楽優弥さん)とおとわを迎えに来たのです。おとわは堺行きをすっかり忘れていましたが「よし、もう気にせぬ!」と改めて堺に行く決意をします。

徳川は武田に押され、負け戦が続いていました。そんな中、徳川の城に居候している今川氏真(尾上松也さん)は、寿桂尼(浅丘ルリ子さん)の命日に笙(しょう)という楽器を鳴らしていました。こんな時に何を…という家康(阿部サダヲさん)の視線をまったく気にせず、演奏を続ける氏真。徳川家臣・酒井忠次(みのすけさん)も「滅びるわけじゃ、今川は」と呆れた様子でした。

武田軍は連勝で勢いに乗っています。信玄は陣中の寝所にも若い女性を呼んでいました。その女性が顔を上げると、なんと寿桂尼だった…!という幻を見ながら、信玄は血を吐いて倒れました。

龍雲丸との別れ

龍雲丸とおとわが井伊谷を発つ日、信玄が死んだとの知らせが入りました。南渓和尚たちはおとわに知られまいとします。2人は出発しましたが、何かを察したおとわは、龍雲丸の話にも上の空です。その様子を見た龍雲丸は、井伊谷に残るように説得します。「城も家も無くても、あんたはここの城主なんだよ!」と…。

2人は言い争いますが、結局おとわは「頭にはやはり、心のままに生きて欲しい」と、別れを決意します。「では達者でな」「うん、そっちも」と言い、熱い抱擁、口づけをし、2人は別々の道を歩むことになったのでした。

やっぱり…と思いましたが、結局おとわは井伊谷で生きる道を選びました。

虎松との再会

武田の徳川の戦は、信玄の死により徳川に勢いが盛り返します。結果、井伊谷は徳川の領地になりました。

2年の年月が過ぎ、龍潭寺では直親の13回忌を行うことになり、松下家にいる面々が井伊谷を訪れました。虎松(菅田将暉さん)はおとわも驚くほど、立派な青年に成長していました。

次回第39話は「虎松の野望」です。どうやら虎松は「野望」ある心強い青年に成長したようですね。これからの虎松の活躍が楽しみです。

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