朝起きて汗ばみ、出発の支度をして汗ばみ、出勤や登校時は汗だく、夏は汗とともに過ごすようなものだと思います。
汗をかくのは体温調節がうまくできている証拠なので、体にとっては正常な機能ですが、見た目が気になったり、自分自身が不快に感じたりすることもあるでしょう。
そんな時に便利なのが、制汗剤です。
でも正しく使えていないと、臭いが酷くなったり、汗を抑えられなくなったりすることも考えられます。
そこで、今回は、タイプ別におすすめの制汗剤の使い方をまとめてみました。
自分の体臭はどれくらい?
体の臭いの原因は、様々なものがあります。頭皮の臭いと靴の中の臭いは、一緒とはいえません。
ほかの人から、自分はどんな臭いの人だと思われているか、気になる人は簡単なチェック方法があるので試してみてください。
それは、「お風呂上がりに脱いだ服の臭いを嗅ぐ」だけです。
自分が洗いたてのまっさらな状態であれば、さっきまで体に触れていたもの=他人が嗅ぐ自分の臭いがわかります。
そして、一概に汗をかくといってもいろいろな汗があります。
全身から汗が吹き出していても、サラサラとした汗だったり、背中が汗ばむ程度でもドロドロの汗だったり、いろいろなので体臭のタイプも人によって様々です。
体臭のタイプは、耳垢で分かると言われています。
しっとりとしていればしているほど体臭がきつく、カサカサとしているほど体臭は気にならない程度といわれています。
タイプ別おすすめの使い方
制汗剤は、スプレータイプやふき取りシート、ロールオンタイプなど様々で、ドラッグストアに買いに行ったとしても、種類がありすぎて迷ってしまいませんか?
先程の耳垢のタイプ別に、おすすめのものをご紹介します。
耳垢がネバネバしている人
耳かきをしすぎて一時的にただれている場合もあるかもしれませんが、点耳薬で治療中ではないのにネバネバしている人は、ワキガである可能性が高いです。
無香料のロールオンタイプ、または指でしっかり塗りこめるクリームタイプのものを使いましょう。
香りがあるものだと、もとの体臭と混ざって、余計に臭いがきつくなってしまいます。
耳垢が湿っている人
汗や汚れを拭きとって清潔にした状態で、スプレータイプのものを使いましょう。
もちろん、しっかり塗れるロールオンタイプのものにしてもいいのですが、スプレータイプもイオンの力で殺菌するものなど、いろいろなタイプのものがあるので、スプレータイプでもじゅうぶんです。
耳垢が乾燥している人
体臭はそんなに気にならない体質だとしても、汗をかいたままというのは気持ちの良いものではありません。
汗ふきシートで拭きとるくらいで大丈夫ですが、さらにベビーパウダーをはたいておくとサラサラが長持ちします。
パウダー配合の汗ふきシートなら、簡単です。
制汗剤を使う時の注意点
制汗剤は、汗腺に蓋をして汗を止めるものなので、汗をかく前に使用しないと効果が半減してしまいます。
汗をかいている上からスプレーしたとしても、汗と一緒に流れてしまいます。
私も急いで出発するときに、支度をするだけで汗をかいてしまいましたが、何もしないよりかはマシだと思い、シュッとひと吹きしてから出かけました。
案の定、常に汗をかいていました。
きちんと汗を拭きとってから、使わないとダメだなと反省しました。
また、汗と反応して制汗剤の成分が、毛穴の炎症を起こしてしまうことも考えられます。
皮膚科のお世話になる前に、自分でできることはしておきましょう。
最後に
いかがでしたか?
高価な制汗剤を使ったとしても、正しい使い方をしないと「効き目がない」と思ってしまうことでしょう。
汗を拭く、清潔にする、その後に制汗剤という順番を守って、汗や臭いに負けない夏を過ごしましょう。