近年、PM2.5という言葉をよく耳にするようになりましたが、どのようなものかご存知でしょうか?
花粉の飛散も年々増えてきていることもあり、体の不調から風邪や花粉症が原因と思い込んでいる可能性があります。
あなたの体の不調は、もしかしたらPM2.5によるものかもしれません。
今回は、PM2.5の症状と対策法をまとめてみました。
PM2.5とは
まず、PM2.5とは何かをお話します。
PM2.5は、中国の工場や火力発電所などから発生する、煙や自動車などからの排ガスなどが原因です。
中国ではエネルギーの70%が石炭で、PM2.5の発生原因は石炭の消費によるものです。
そのPM2.5の粒子が、日本へ飛散し様々な悪影響を与えています。
PM2.5の大きさは、直径2.5マイクロメートル(1マイクロメートル=1mmの1000分の1)以下の非常に小さな粒子で、目に見えません。
子供や高齢者、呼吸器官や循環器官などに病気をお持ちの方は、PM2.5の影響を受けやすいたに注意が必要です。
症状
PM2.5を多く吸い込んでしまった時の症状で代表的なものは、
- 喉の痛み
- 結膜炎
- 鼻炎
- 咳
などの症状が、あらわれます。
他にも、皮膚のかゆみが出る場合もあります。
PM2.5は、粒子が小さく肺の奥深くまで入り込みやすいため、喘息や気管支炎などの呼吸器疾患や循環器系疾患などのリスクが高くなります。
PM2.5は、スギ花粉にくっつき非常に強いアレルゲンになります。
花粉症をお持ちの方は、PM2.5が原因で花粉症のアレルギー反応が強く出る可能性があります。
花粉症対策とあわせて、PM2.5対策を行うことをおすすめします。
対処法
PM2.5の大きさは、スギ花粉の20分の1という小さな粒子で、花粉を防ぐマスクを着用しても通り抜けてしまうので、普通のマスクでは、対処できません。
PM2.5対応のマスクを、着用するようにしましょう。
- マスク
- 空気清浄機
最近では、PM2.5の対策グッズが多く販売されています。
空気洗浄機も、PM2.5に対応しているものを使用しましょう。
飛散時期は、春と秋で1年の中で2月〜4月にかけて特に多く飛散し、花粉や黄砂が飛散する時期と同じです。
花粉と同じで天気がいい日は飛散しやすいため、気をつけましょう。
特に、九州地方から四国地方は、環境基準を超えるほどのPM2.5が観測されているので注意が必要です。
自治体から注意喚起を行われた場合
- マスクを着用する。
- 必要のない外出は控える。
- 室内の換気や窓の開閉を極力行わない。
などの対策を、行うようしてください。
最後に
今回はPM2.5について、まとめてみました。
PM2.5の症状は、咳や喉の痛みなど風邪のような症状を引き起こします。
体調不良が続いている場合は、PM2.5が原因かもしれません。
症状が悪化しないためにも、体調不良が続く場合は、自己判断せず病院へ受診しましょう。