もうすぐ、じめじめとした梅雨の季節がやってきます。
梅雨の時期は雨が多いため、洗濯物やお掃除の悩みで、毎年頭を抱えている方もたくさんいらっしゃいます。
梅雨で一番気になるのは、カビです。
そこで、今回は、梅雨のカビ対策について調べてみました。
カビの繁殖の原因
カビ対策の前にカビの繁殖する原因についてお伝えします。
カビは高温多湿の場所を好みます。
温度は20℃~30℃、湿度は80%から発生しやすくなります。
よって6月は雨の日が多く、暖かくなっていくことでカビが発生・繁殖しやすい環境になります。
カビには、約8万種類のカビが存在します。その中でも、一番多いのが黒カビです。
黒カビは、低温や乾燥にも強く生命力が強いのが特徴です。放置していると黒カビが発生した部分の奥深くに菌が入り込み、表面だけ除去できても、時間が経てば黒い汚れとして目立ってきます。
また、喘息やアレルギーの原因にもなりますので、黒カビを発見した際は、こまめに除去するようにしましょう。
カビの主な発生場所とカビ予防対策
主な発生場所は、
- 水まわり(お風呂場やキッチン等)
- 窓際
- エアコン内部
- 押入れ・クローゼット
- 家具の裏などの隙間
です。
カビを発生・繁殖させないためには、カビが好む高温多湿にならないように、心がけることが重要です。
一番効果的な予防対策は、「換気」です。
水滴や結露などの水分を拭き取り、窓を開けて換気をしてください。
雨の日は除湿機を利用し、室内が多湿にならないようにします。
ホコリや食べかすもカビの養分になるため、繁殖の原因になります。掃除を、こまめに行うようにしましょう。
カビが発生・繁殖してしまったときの対処法
どんなに気をつけていても、カビが発生してしまうことがあります。徹底的に除去し、しっかり除菌することが大切です。
カビ取りには、「塩素漂系白剤」や「エタノール」が効果的で、カビの根を分解し除去することができます。また、カビを消毒・殺菌する作用があります。
エタノールは殺菌ができても、カビの汚れを落とすことができません。
カビの汚れが気になる場合は、塩素系漂白剤を使用します。
人体への影響
カビを放置していると、人体にさまざまな悪影響を及ぼします。
その中でも代表的なのが
- 過敏性肺炎 ー 発熱・咳・呼吸困難
- 気管支喘息 ー 呼吸困難・咳・喘鳴
- アレルギー性鼻炎 ー くしゃみ・鼻水・鼻詰まり
- 肺アスペルギルス症 ー 発熱・咳・胸痛・呼吸困難
などの病気を引き起こします。
子どもや高齢者の方は、免疫力が弱いため特に注意が必要です。
最後に
カビは、放置することで、どんどん繁殖していきます。
そのカビを知らない間に、吸い込んでしまっている可能性があります。
見て見ぬ振りもしたくなりますが、カビが原因で病気にかからないためにも、これからの梅雨の時期しっかりと予防対策をし、発生してしまった場合はすぐに除去するようにしましょう。