犬は、自分や他の犬がしたウンコを食べることがあります。
人間からすると信じられない行為なので、愛犬がウンコを食べる姿を初めて目撃したときは、とても驚きました。しかし、食糞は犬にとっては普通の行為です。
ここではなぜ犬はウンコを食べるのか、やめさせるにはどうしたら良いのか、説明していきたいと思います。
理由 その1 親犬の真似をしている
親犬は、生まれて間もない子犬に排泄させるために、お尻をなめてやる習性があります。
また、子犬の存在を天敵から隠したり、子犬の環境を清潔に保ったりするために、子犬のウンコをすべて食べて処分します。
そんな親犬の様子を見て育った犬は、親の真似をしてウンコを食べることがあります。
理由 その2 空腹やビタミン不足
犬の中には、朝晩に与えられるエサだけでは物足りなく感じてしまう子もいます。
そんな子は、空腹を埋めるために自分のウンコを食べます。まさに自給自足です。
ビタミンKやビタミンBが不足しているとき、それらを補うためにウンコを食べているとする説もあります。
理由 その3 飼い主が喜ぶと勘違いしている
犬は、飼い主を喜ばせるためにウンコを食べることがあります。
「喜ぶわけない!」と思う飼い主さんがほとんどでしょうが、犬の食糞現場を初めて目撃したとき、驚いて叫び声などあげませんでしたか?
このときの飼い主さんの反応が、犬からすると喜んでいるように見えてしまった可能性があります。
食糞をやめさせるには、パイナップル!
犬にパイナップルを食べさせると、食糞を防止できます。
何故なら、パイナップルを食べさせることでウンコの味が不味くなるからです。
パイナップルは、アレルギーの子以外は食べても問題ありません。食物繊維やビタミンなどが含まれているので、健康に良いです。
ただし、缶詰のパイナップルは糖度が高いので、犬には与えてはいけません。
また、食べられるのは果実の部分だけなので、皮や芯まで与えるのはNGです。
必ず生のパイナップルの、果実の部分のみ与えるようにしてください。
それから、食べすぎは禁物です。100gあたり51kcalもあるので、肥満の原因になってしまいます。
食事とともに一口サイズに切ったパイナップルを与えるくらいが、ちょうど良いとされています。
最後に
犬の食糞行動は、自然な行動なので害はありません。
しかし、ウンコを食べた口で顔を舐められるのはあまり良い気分ではないでしょう。
犬の食糞行動にお悩みの方は、ぜひパイナップルを食べさせてみてください。
ただ、犬にも好みがありますので、パイナップルが嫌いな子もいると思います。
食糞防止になるからと言って、無理に食べさせるようなことはしないであげてください。