よく犬の気を引くためにおやつを与える人がいますが、犬はたったそれだけのことで懐柔されるほど単純な生き物ではありません。
もちろんおやつをくれて甘えさせてくれる人のことは好きですが、それだけでは犬が心から認める「本当のご主人様」にはなれないのです。
では、どのような人が飼い主として認めてもらえるのでしょうか?
犬が嫌う人の特徴
犬が嫌う人は、自分を見下してくる人、自尊心が意味もなく高い人、高いところから物やおやつを投げてくる人、強い口調で命令してくる人などです。
言葉を交わさなくても、どのような態度で接しているのかによって性格は伝わります。
犬に嫌われた人はたとえ家族であっても、外敵の次くらいに警戒する対象として見られてしまいます。
異性の飼い主のほうが仲良くなりやすい
種族が違うのに性別が関係あるのかと不思議ですが、オス犬は女性と、メス犬は男性と仲良くなりやすいと言われています。
もちろん、同性の犬と人間が仲良くなれないというわけではありません。ただ、そのような傾向があるということです。
犬がリーダーと認めるのはこんな人
犬が群れのリーダーとして一目置くのは、家族の中で最も発言力のある人です。
人間の言葉はわからなくても、雰囲気でなんとなく察します。亭主関白のお父さんや、お父さんを尻に敷いているお母さんが、リーダーとして認識されやすい傾向があります。
そのため、子どもがリーダーとして認識されることは滅多にありません。
犬の飼育方法について子どもがすべて決定し、大人たちもその方針に従うのであれば、子どもがリーダーとして認められる可能性はあります。
犬に嫌われている人はどうしたらいい?
犬に嫌われて吠えられてしまう人の場合、近寄ることもできませんよね。
吠えてくる犬と仲良くなりたいのなら、吠えられてもニコニコと笑いかけながら話しかけてみましょう。根気強く続ければ吠える回数は徐々に減ってくるはずなので、次は少しずつ近寄り、距離を狭めていきましょう。
全く吠えなくなったら、斜め前から犬の視界に入り、背中を優しく撫でます。首をこちらに動かしても、手はのけずに動きを止めるだけにするのがポイントです。この訓練は、1日に1回だけ行ってください。
最後に
犬は洞察力が鋭く、知能も非常に高い動物です。
おやつや物で釣るといったチープな作戦では、本当の信頼関係を築くことはできません。
もし、あなたが愛犬との関係性で悩んでいるのでしたら、ここでご紹介したことを参考に、犬との絆を深めていってほしいと思います。