赤しそは丈夫な植物で、初心者さんにも簡単に栽培出来るんですよ。
しかも栄養満点で、たくさんの効果効能が期待出来る和製ハーブです。
赤しそと言えば爽やかな香りが印象的で、梅干しを連想する人が多のではないでしょうか?
今回は、梅干し以外の使い方も紹介していきますよ。
それでは、赤しその栽培方法とおすすめの活用方法を紹介していきます。
赤しその特徴について
シソ科シソ属に分類される、一年草です。
卵型をした葉は、周囲がギザギザになっています。
葉脈がはっきり見えるのが特徴で、縮れた葉の品種もあります。
葉の収穫時期は6~7月で、夏~秋には株の中心から伸びた茎に花をたくさん咲かせます。
赤しそはその名の通り、葉も茎も赤紫色をしています。
梅干しと一緒に漬け込むことで、梅の色を鮮やかにさせたりします。
ビタミンやミネラル、ポリフェノールが豊富に含まれていて、美容や健康に良い植物です。
食欲増進効果もあるので、夏バテ対策にもなりますよ。
赤しその育て方
赤しそを育てるのは簡単ですが、間違えた方法で育てると上手くいきません。
ポイントを押さえて元気に育て、たくさん収穫しましょう。
種まき方法
種からでも育てられるので、挑戦してみましょう。
まず育苗用のトレーに種を蒔き、土を薄く被せたら日当りの良い場所で管理しましょう。
乾かないように、水やりもしてくださいね。
10日くらいで発芽するので、その後は土が乾いてから水やりをします。
草丈10cm、本葉が5枚くらいになったら、地面や鉢に植え付けましょう。
苗から始める場合
種から育てるのが大変な人は、苗から育ててみましょう。
植え付ける時期は4~5月です。
赤しそはこぼれ種からどんどん増えることがあるため、あまり増えて欲しくない場合は地植えを避けましょう。
植え付け方
- 鉢やプランターの場合
-
水はけが良い土を使いましょう。
市販の野菜用培養土でOKですが、自分でブレンドする場合には赤玉土6:腐葉土4の割合で混ぜましょう。
鉢底ネットと鉢底石を敷いた上に土を入れ、苗を植えます。
水をたっぷり与えたら、半日陰で管理しましょう。
- 地面の場合
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地植えにする場合も、半日陰で管理します。
植える1~2週間くらい前に、地面に3割ほど腐葉土を混ぜておきます。
15~30cmの間隔で穴を掘り、苗を植えていきましょう。
水やり
高い湿度を好む植物です。
土の表面が乾いて来たら、たっぷりと水やりをしましょう。
地植えの場合は放っておいて大丈夫です。
あまりにも雨が降らず、地面が乾燥していたら水やりをします。
肥料
肥料は、植え付けの時に与えます。
緩効性化成肥料を混ぜ込みましょう。
追肥の必要はありませんが、元気が無いようなら1~2週間に1回程度、液体肥料を薄めて与えます。
剪定方法
草丈が15~20cmくらいになったら、株のてっぺんの芽を摘みます。
これを摘心と言いますが、摘み取ってもちゃんと脇芽が出て来るので大丈夫ですよ。
脇芽を増やして、収穫量をアップさせましょう。
そして草丈20~30になったら、下の方から葉っぱを収穫していきましょう。
赤しそシロップの作り方
ここからは、赤しそを使った人気のレシピを紹介していきます。
まずは、ジュースにもなる赤しそシロップの作り方からどうぞ。
材料
- 赤しそ
-
2束(500gくらい)
- 水
-
500ml
- きび砂糖or上白糖
-
100g
- 酢
-
60ml
お好みで青しそひとつまみ(より香りが良くなります)
作り方
- 葉を綺麗に洗ったら、しっかり絞ってざるで水気を切ります。
- ホウロウかステンレスの鍋に水を入れて沸かしたら、赤しそを入れましょう。
そのまま2分煮ます。 - 茹でたらざるで濾し、エキスの方を鍋に戻して弱火で加熱。砂糖を入れます。
- 砂糖が溶けたら火を止めます。酢を入れてあら熱を取ったら完成です。
出来たシロップは、消毒した瓶で保存しましょう。
冷蔵庫で6ヵ月くらい保存可能です。
甘さは好みで調整してくださいね。
出来たシロップを水で割ったら、赤しそジュースが出来ますよ。
真夏の暑い中、赤しその爽やかな香りでゴクゴク飲めちゃいます。
赤しそふりかけの作り方
赤しその香りをたっぷり味わえる、おいしいふりかけの作り方です。
ご飯にかけても美味しいですが、調味料としても使えるので重宝しますよ。
材料
- 赤しその葉
-
100g
- 塩
-
15g(あく抜き)、2つまみ(味付け)
- 酢
-
大さじ1
- 酒
-
大さじ1
- みりん
-
大さじ2
- 濃口醤油
-
小さじ1
- 粉かつお
-
大さじ1
- 粒こしょう
-
小さじ1
作り方
- 包丁やフードプロセッサーで、葉をある程度細かくします。
- 塩15gを入れて揉みこんだら、15分置きます。
- 水で3回くらいすすぎ、ギュッと水分を絞り出します。
- 酢、酒、みりん、しょうゆを加えて混ぜたら、フライパンで1分加熱します。
- 粉かつおを加えたら、更に加熱します。
- 10分くらい加熱すると水分が抜けるので、火を止めましょう。焦げないように注意!
- 粒こしょう、塩を入れて混ぜたら完成。3週間くらい保存出来ます。
赤しその葉の塩漬け
おにぎりに使っても美味しい、赤しその葉の塩漬けを作ってみましょう。
材料
- 赤しその葉
-
40g
- 塩
-
8g
- 水
-
150ml
- 酢 (*)
-
100ml~
- 塩 (*)
-
5g~
作り方
- 葉を洗って水気を切ったら、葉と塩を交互に重ねていきます。最後は塩を振りましょう。
- そこに水を入れます。(ひたひた程度)
- 重石を乗せたら、2~3日冷蔵庫へ。
- 水を捨てて、葉の水気を絞っていきます。葉が破れないように注意しましょう。
- (*)の材料を混ぜて、葉がひたひたに浸かるくらいの量にします。
- 葉を漬けたら、冷蔵庫で1~2日置いて完成です。
最後に
赤しその栽培方法と活用方法について紹介しましたが、いかがでしたか?
赤しそは丈夫で育てやすく、栄養が豊富に含まれているのも魅力です。
収穫時期は6~7月のわずかな期間なので、貴重な食材と言えますね。
種まきからでも育てられますし、地植えでもプランターでも大丈夫です。
水はけの良い土を使い、乾燥させないように気を付けましょう。
赤しその使い道として、シロップやふりかけ、塩漬けを紹介しました。
どれも簡単で美味しいので、是非試してみてくださいね。
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