コンパクトサイズで花数豊富、置く場所にも困らない可愛いミニバラ。
四季咲性の品種が多く、香りを楽しめる品種もあります。
花色や形も豊富で、手軽にバラを楽しめるので初心者さんにも人気があります。
小さくてもちゃんとバラの形をした花が咲き、茎にはトゲもありますよ。
バラは管理が大変と思われがちですが、病気に強い品種などもあります。
初めてバラを育てるなら、まずはミニバラで慣れてみるのも良いでしょう。
今回は、ミニバラの栽培ポイントについて紹介していきます。
ミニバラの特徴について
バラ科バラ属に分類される植物で、世界中に広く分布しています。
ミニバラというのは、バラの中でも特に小型の品種を指します。
株も花も小さめで、殆どが四季咲き性となっています。
樹高は20~100cmくらい、花の大きさは1~4cmくらいです。
花色や形のバリエーションが豊富で、集めて楽しんでいる人もたくさんいますよ。
鉢植えで育てられるので、お庭が無くてもベランダで楽しめます。
コンパクトで取り扱いが楽なので、適した環境への移動がしやすいのも魅力です。
芳香性のミニバラについて
ミニバラって、花をいっぱい咲かせてくれるのは嬉しいのですが、その代わり芳香性の品種がとても少ないです。
でもやっぱり、良い香りのするミニバラを育ててみたい人が多いはず。
そこで私が検索してみた中から、気になる芳香性品種を紹介してみますね。
スイートチャリオット
房咲きで賑やかな雰囲気のミニバラです。
強健種なので、ミニバラ初心者さんにもおすすめですよ。
人気のグリーンアイスという品種と、同じ作出者だそうです。
咲き進むと花色が変化していき、グラデーションを楽しめます。
四季咲き性で、良い香りがします。
オーバーナイトセンセーション
別名、宇宙バラとも呼ばれています。
宇宙で、香りの実験に使われた品種だそうです。
ミニバラなのに、ダマスクモダン系の甘くて強い香りがあります。
ピンク色で花弁の数が多く、ゴージャスな印象の品種ですよ。
インパラコルダナ
コルダナシリーズには、芳香性の品種がいくつかあります。
インパラコルダナは、アプリコットカラーが可愛らしく人気があります。
私もこの品種を育てているんですが、美味しそうな色合いと香りが大好きです。
花が咲き進むと次第にグリーンに変化するのも、楽しいですよ。
花持ちが良いのも魅力です。
パフュームコルダナ
中くらいの芳香で、良い香りがします。
花数が多く、花持ちも良い品種でたっぷりと花を楽しむことが出来ますよ。
ミニバラにしては、大きめの花が咲きます。
サーモンピンクの淡い色が、清楚な雰囲気を出しています。
モカフェローズ
以前はカプチーノと呼ばれていた品種です。
サーモンピンクからクリーム色へ変化していく、優しい雰囲気の花が魅力的。
香りがとても良く、人気の品種です。
クラシカルな感じが好きな人におすすめです。
ベンムーン
ブルー系のミニバラで、良い香りがします。
ムーンリバーとも呼ばれていて、四季咲き性です。
上品で落ち着いた雰囲気の花で、たくさん咲くのが魅力です。
花持ちが良いので、長く楽しめることでしょう。
ウィンターマジック
こちらもブルー系の品種で、四季咲き性です。
4~5cmくらいの、薄紫色の花を咲かせます。
芳香性で、低温の方がよく香るようです。
ミニバラを育てる時のポイントについて
それでは、ミニバラの育て方について紹介していきますね。
どんな鉢が良いの?
素焼きや陶器、テラコッタ、合成樹脂製など、鉢全体から空気や水分が出入りする素材が、ミニバラに適しています。
プラスチックの鉢でも育てられますが、蒸れには要注意です。
風通しの良い場所に置くようにしましょう。
また、根が下に伸びていく植物なので、深さがあるタイプを選ぶようにしましょう。
枝が垂れるタイプの場合は、壁に掛けたりハンギング出来るような鉢がおすすめです。
どんな環境が良いの?
ミニバラは、日光が大好きです。
日当りが良くて、よく風が通る場所を選びましょう。
日光が好きと言っても、夏の直射日光は厳し過ぎます。
夏は遮光するなどの工夫が必要です。
雨が当たる場所も避けましょう。
どんな土が良いの?
ミニバラは、水はけと水持ちの良い土を好みます。
市販されている、バラ専用の土を使えば問題ありません。
勿論、自分で配合してもOKですよ。
その場合は、赤玉土(小粒):堆肥を7:3くらいの割合で混ぜると良いでしょう。
水の与え方
鉢植えの場合は、土の表面が乾いてからたっぷりと与えます。
鉢底から水が流れ出るのを確認しましょう。
花に水がかかると傷むので、株元に水を掛けるようにします。
地植えの場合は、夏に乾燥し過ぎた時くらいで良いでしょう。
季節によって、時間帯に注意が必要です。
基本的には午前中に水やりをしますが、冬の朝は寒くて凍ってしまう場合があります。
冬は暖かい時間帯、夏は涼しい時間帯に水やりをしましょう。
肥料の与え方
鉢植えの場合は、春~秋にバラ用固形肥料を与えましょう。
1~2ヵ月に1回のペースで置き肥をし、10日に1回液肥を施します。
地植えの場合は、冬にも固形肥料を与える場合があります。
ミニバラの植え替え方法
買って来たミニバラは、そのままの鉢では小さくて生長しにくくなります。
一回り大きな鉢に植え替えてあげると良いですよ。
苗の大きさに合わせて、4~6号の鉢を選ぶと良いでしょう。
まず鉢底ネットを敷いたら、土を少し入れます。
苗を鉢に置いて、周りに土を足していきます。
苗を扱う時に、根を崩さないように注意してくださいね。
苗の高さまで土を入れたら、元肥を施します。
緩効性肥料を2~3カ所に置くようにしましょう。
与え過ぎは禁物です。
セッティングが済んだら、鉢底から水が出るくらいたっぷりと水やりをしましょう。
花がら摘み、剪定方法について
たくさんの花を咲かせるミニバラですが、咲き終わった花を積むことで次の花芽が出やすくなります。
いつまでも花をつけていると株が弱るので、こまめに花がら摘みをしましょう。
また、株全体の花が咲き終わった感じになったら、切り戻しをしてあげましょう。
切る場所は、葉が5枚出ているすぐ上です。
半分くらいまで切り戻して大丈夫です。
冬以外は短いサイクルで次の花が咲き始めるので、蕾があっても切り戻してしまいましょう。
最後に
ミニバラについて、栽培する時のポイントをまとめてみましたがいかがでしたか?
ミニバラは花数が多く、次から次に咲くのが魅力です。
花色や形も様々で、ついつい鉢が増えてしまうという人も多いようです。
私もミニバラを育てていますが、鉢植えなのでこまめに移動出来るのが嬉しいですね。
栽培のポイントとしては、日当たりと風通しが重要です。
風通しが悪いと病気になりやすいので、気を付けましょう。
ミニバラには芳香性の品種が少ないのですが、その中から人気のある品種の紹介もしました。
もし香りのあるミニバラが欲しい場合は、参考にしてみてくださいね。
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