アクアリウムをやっていると、やはり飼っている魚に長生きして欲しいと思いますよね。
寿命が長い魚を飼ってみたいと思う人も、いることでしょう。
熱帯魚の中にも、寿命が長い種類はいますよ。
今回は、アクアリウムで人気の魚の内、長生きする種類を集めてみました。
どうぞ参考にしてみてくださいね。
熱帯魚って、そんなに長く生きられるの?
熱帯魚の寿命って、大体どれくらいかご存知でしょうか?
勿論種類によって幅はありますが、大体1~10年くらいだそうです。
体が大きな魚ほど、長く生きる傾向にあるようです。
小型の熱帯魚は、1~3年で寿命となってしまいます。
熱帯魚の世界では、10年以上生きれば長生きと言えるのです。
水槽で飼育されている場合、寿命は水質管理に左右されやすいです。
どれだけ水質を良い状態でキープ出来るか、これが長生きをさせるコツでしょう。
水槽の大きさとろ過フィルター、魚の数のバランスはとても大切です。
水換えの時に体調を崩しやすい傾向にあるので、交換する水量にも気を配りましょう。
温度管理も大切ですね。
冬はヒーターで調節出来ますが、夏の暑さは手強いです。
特にここ数年、異常な程厳しい暑さになってきました。
冷房を取り入れるなどして、温度管理をしていきましょう。
長生きする魚の紹介
それでは、長生きをする魚の種類を紹介していいきますね。
アロワナ
古代魚であるアロワナは、なんと10~30年も生きるそうです。
自然の中なら、40年くらい生きるそうですよ。
養殖場のような大型水槽で30年くらい、家庭用の小さな水槽では10~15年程度だそうです。
育てる環境によって、寿命が変わってきます。
カクレクマノミ
ディズニー映画で主人公にもなった、大人気の海水熱帯魚、カクレクマノミ。
鮮やかな色彩が印象的で、イソギンチャクとの共生で知られていますよね。
丈夫で育てやすいと言われるカクレクマノミは、初心者さんにも人気の魚です。
自然の中では6~10年くらいで寿命になりますが、水槽飼育の場合は20年生きる場合もあるそうです。
オスカー
寿命が10~20年という、長寿の魚です。
長生きするだけでなく、人にも懐きやすいことで知られています。
模様や色のバリエーションが豊富で、コレクションして楽しんでいる人もいますよ。
可愛らしくて飼育しやすいのですが、体長40cmにもなる中型魚なので大きい水槽が必要となります。
90cm以上の水槽を用意する必要があるでしょう。
飛び出し防止に、丈夫なフタも必須です。
水を汚しやすいので、強力なフィルターを用意しましょう。
肉食魚のオスカーは生餌が好きですが、人工飼料に慣れさせた方が水が汚れずに済みます。
大きな魚を長期間飼育してみたいなら、オスカーはおすすめですよ。
レッドテールキャット
ナマズの仲間で、長いヒゲの愛嬌ある顔が印象的です。
寿命は大体10年くらいで、環境が合えば20年くらい生きるそうです。
人によく慣れて頭をナデナデさせてくれたりもします。
とても可愛らしく、長生きの魚としてはおすすめなんですが、体長がなんと1mにもなります!
180cm以上の大型の水槽が必要となるので、スペースだけでなく床が主さに耐えられるかどうかの確認もしなくてはなりません。
費用も数十万円掛かります。
ショップで安く売られているので、ついつい買ってしまう人もいるかも知れませんね。
将来飼いきれなくなって逃がす人もいるようで、川で発見されたという話もあります。
タテジマキンチャクダイ
美しい色彩が魅力の海水魚で、平均寿命は10年以上となります。
20年生きた個体もいるそうです。
体長が35cmくらいになるので、90~120cmサイズの水槽を用意する必要があります。
子どもの頃は体の模様が渦巻きになっていることから、幼魚を「うずまき」と呼んでいます。
タテジマになるには2年くらい掛かります。
大人になるに従い、少しずつ模様が変化していくので見ていて楽しいですよ。
生体の値段は、年齢や産地によって違っています。
コリドラス
長生きの魚は飼いたいけど、体が大きくなるのは困るという人には、コリドラスがおすすめです。
コリドラスは小柄ながら、5~10年という寿命の持ち主。
環境によっては、それ以上生きることもあります。
ナマズの仲間で、口元のヒゲがとても可愛らしいです。
普通の魚のようにスイスイ泳ぐのではなく、ちょっと進んでは止まるといった独特な動きもまた可愛いです。
種類がとても多いので、コレクション性も高いですよ。
元々温和な性格ですし、水槽の底面で暮らすため他の魚とケンカする事がありません。
水槽の掃除屋さんとして知られていますが、ちゃんとコリドラス用のタブレットもあげて下さいね。
残りものだけでは、餓死する事もあります。
プレコ
アクアリストにはお馴染みの、水槽の掃除屋さんですね。
たくさんの種類があり、種類によって平均寿命が大きく違ってきます。
体の小さなタイガープレコは5年くらいで、人気のセルフィンプレコは10年くらい。
プッシープレコが一番長生きで、12~15年くらいと言われています。
食欲旺盛なためフンも多めで、水が汚れやすいです。
飼育の際には、水質に気を付けてあげましょう。
複数で飼育するとプレコ同士でケンカをする事があるので、隠れ家を入れてあげましょう。
ポリプテルス
とてもユニークな外見をしている古代魚で、背中にあるトゲのような10枚のヒレがとても印象的です。
なんと、4億年前には既に登場していたそうです。
エラ呼吸だけではなく、肺呼吸も出来ちゃうすごい魚なんです。
今のところ、確認されているのは17種類だそうです。
平均寿命が10~15年で、長く飼育を楽しみたい人にピッタリです。
基本的に肉食の魚ですが、人工餌も食べてくれますよ。
最後に
熱帯魚の中で、長生きする種類を紹介しましたがいかがでしたか?
熱帯魚は、10年以上生きれば長寿と言えるでしょう。
人気の古代魚アロワナは、自然の中など、環境が広い程大きく育ちます。
逆にカクレクマノミは、飼育下での方が長生きする傾向にあるようです。
体が大きい魚は寿命も長いことが多いですが、コリドラスのように小さくても長生きする魚もいます。
飼育スペースとも相談して、よく考えて種類を決めるようにしましょう。
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