サンマと言えば秋、秋と言えばサンマですよね。
脂ののったサンマは、何とも言えない美味しさですが、その栄養・美容効果もすごいのはご存知ですか?
今回はそんなサンマの素晴らしさと、オススメの食べ方もご紹介します。
サンマにはどんな栄養があるの?
青魚の代表サンマには、DHAやEPAと言う不飽和脂肪酸が含まれていて、これらはコレステロールを下げてくれる働きがあるのです。また抗酸化作用があるので、老化防止にも効果があります。
DHAは、皆さんご存知の通り、頭が良くなると言われてますよね。脳細胞に刺激を与えてくれるので、記憶力を養い、認知症予防にも効果的なのです。
EPAは、生活習慣病予防に効果的で、血液をサラサラにし高血圧や動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞に糖尿病を予防してくれるのです。
他にも、眼精疲労を予防してくれるビタミンA、脂質や糖質の代謝を促し、細胞再生に役立つビタミンB2、貧血予防に効果的なビタミンB12が豊富に含まれています。
また、アルコール分解作用のあるナイアシンが含まれているので、お酒のお供に、二日酔いの日にオススメですよ。
さらに、骨の生成に欠かせないカルシウムと、その吸収を助けてくれるビタミンDは、骨や歯を丈夫にしてくれます。
お子様から、お年寄りまで嬉しい事ばかりですね。
サンマにも美容効果はある?
そんなサンマには、美容効果ももちろんあります。
その高い抗酸化作用により、シワやシミを予防しキメの細かい肌を保ち、サンマに含まれるセレンは新陳代謝を活発にしてくれるので若さを保ってくれます。
そして、皮に多く含まれるビタミンBはその美肌をキープしてくれるのです。
また、内臓に多く含まれているレチノールは細胞生成を促進し、水分を調整して肌の乾燥を防ぎ、シワ予防にもなるのでアンチエイジング効果が期待できます。
さらに、ダイエット効果もあるビタミンB2は脂肪燃焼作用があるので、食欲の秋にオススメですよ。
効果的な食べ方は?丸ごと?
定番の塩焼きは、是非丸ごと食べて下さい。
サンマの栄養は、実はなんと皮と内蔵に多く含まれているのです。皮は良いけど、内蔵はちょっと…と抵抗がある人も多いのではないでしょうか?
サンマという魚は、消化が早く、内蔵に排泄物が残っていないので、美味しくいただけるんですよ。独特の苦味がたまらないって人も多いのです。
もちろん、新鮮なサンマに限ります。
魚は、内蔵から悪くなるので、冷凍保存する際も内蔵は取り除いてからにしましょう。
さて、塩焼き以外に思いつくのは、フライや竜田揚げ等でしょうか?
ただ、ここで知って欲しい事があります。実は揚げ物にするとせっかくの不飽和脂肪酸が揚げ油へと溶けだしてしまい、代わりに揚げ油を吸い込んでしまうという結果になります。
煮物焼き物は20%、揚げ物は50%程減少してしまうのです。
ダイエットを気にしている人はもちろんですが、サンマの栄養をそのまま摂りたい場合、揚げ物は控えましょうか。
大量に手に入った時は、ボツボツ切って圧力鍋で生姜煮にすると、骨まで美味しく頂けるしカルシウムもしっかり摂れますよ。そして煮汁ごと食べてしまいましょう。
三枚下ろしにしてお刺身も美味しいですが、さばいているうちに手の温かさで傷んでくるので、冷やしながら調理すると良いでしょう。
ただ、サンマには様々な寄生虫がいる可能性があり、それらにあたると下痢や腹痛を伴います。
特にアニサキスには注意が必要です。加熱すれば問題はないのですが、お刺身で頂く場合はとにかく新鮮な刺身用とされる物にして下さいね。
最後に
年齢が進むにつれて、肉より魚を好むようになりますよね。体が欲するのかもしれません。
ただ、美味しいと食べるだけでなく、その栄養価と効能を頭におきながら食べるとまた健康に対する考え方も向上するのではないでしょうか。
秋の食卓には、数回上がるであろうサンマですが、調理法を変えたりして美味しく頂きましょう。
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