暑い夏がやってきました。
長い夏休み、子供に「今日はどこに行くの?何するの?」と毎日聞かれますよね。
夏休みと言えば、昆虫採集を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか?
「捕まえてみたい!飼ってみたい!」と言う虫好きな男の子はたくさんいます。
夏休みに、子供と一緒に昆虫を捕まえに行き、家で育ててみるのはとても良い思い出になるのではないでしょうか?
そんな人気の昆虫の中でも、クワガタに注目したいと思います。
今回は、クワガタの飼い方、その中でもとくにエサについてまとめてみました。
代表的なクワガタ
日本にいるクワガタで代表的なものが、ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタ、コクワガタ、オオクワガタ、ヒラタクワガタです。
名前を聞いたことがある人も、多いのではないでしょうか?
この中で、ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタは越冬することが出来ないため、寿命は長くても1年弱です。
コクワガタ、オオクワガタ、ヒラタクワガタは越冬出来るため、2~3年生きると言われています。
オオクワガタは、大きくてかっこいいと、とても人気があります。
性格も温厚なため、飼育に適しています。
ミヤマクワガタは、昼間に行動するため、採集が比較的簡単です。
しかし温度と湿度を管理する必要があり、飼育は少し難しいです。
見た目の好みや、飼育の簡単さなど、自分に合った品種を選ぶことも重要だと思います。
クワガタの飼育
クワガタ飼育に必要なもの
クワガタの飼育で必要なものは、飼育ケース、飼育用マット、エサ、転倒防止の枯れ葉や樹皮、のぼり木など、霧吹きの5つです。
クワガタは、ひっくり返って起き上がれないままでいると、弱って死んでしまうことがあるので、転倒防止のための足場が必要です。
飼育ケース内が乾燥しすぎないように、霧吹きで湿度を調整します。
エサの種類
飼育環境が出来たら、次はエサを用意しましょう。
クワガタにあげると良いと言われているエサには、次の4つがあります。
バナナ
トラップを仕掛けて捕まえる時のエサとしてもオススメです。
クワガタに必要な栄養素がたくさん含まれているので、飼育のエサとしても適しています。
生のバナナは腐敗が早いので、頻繁に交換しましょう。
リンゴ
クワガタが好む果物です。
水分が少なく、飼育ケース内を汚さないという利点があります。
バナナと同様に生のエサなので、頻繁に交換しましょう。
昆虫ゼリー
クワガタの生育に必要な栄養素が詰まっていて、非常に便利です。
昆虫ゼリーには2種類あり、黒糖ゼリーと高たんぱくゼリーがあります。
とくに産卵前のメスには、高たんぱくゼリーがオススメです。
産卵期のメスはタンパク質を必要とするため、タンパク質が不足すると、幼虫やサナギ、一緒に飼っているオスまで食べてしまうことがあるので、注意が必要です。
乳酸菌飲料、蜂蜜
乳酸菌飲料や蜂蜜を与えるとクワガタは喜びます。
水で薄めたものを、脱脂綿に含ませて与えましょう。
しかし、蟻やコバエなどが寄ってきやすいので、早めに交換しましょう。
以上の4つがエサとしてオススメです。
スイカやメロンのような水分の多い果物は、あまり良くないと言われています。
水分が多いと、おしっこの量が増えたり、下痢をしやすくなったりするので飼育ケース内を汚してしまいます。
クワガタがエサを食べない時
クワガタがエサを食べない!という時があると思います。
エサを食べないと心配になりますよね。
クワガタがエサを食べない原因として次の4つが考えられます。
羽化したばかりである
羽化したばかりのクワガタは、体内に水分や栄養分を持っているため、エサを食べません。
羽化してから半年くらいエサを食べないこともあるので、心配する必要はありません。
エサが好みでない
クワガタにも、エサの好みがあります。
昆虫ゼリーでも、メーカーによって食べたり食べなかったりします。
複数のエサを与えてみて、好んで食べるものを探してみましょう。
冬眠状態である
クワガタは寒くなると、活動を停止します。
冬眠状態の時は、栄養分を体内に蓄えているので、心配しなくて大丈夫です。
飼育環境が悪い
エサ場が不衛生だと、エサを食べなくなります。
エサを何日も交換しないと、コバエが飛んできたり、エサが腐ってしまったりします。
こまめに交換し、きれいな飼育環境を整えましょう。
最後に
いかがでしたでしょうか?
クワガタにもエサに好みがあることは意外でした。
クワガタの飼育に必要なものは、手軽に用意出来るものが多いと思います。
エサも手軽に用意出来るものがほとんどなので、クワガタの好みのエサを見つけてあげましょう。
皆さんもぜひ、お子さんと一緒に昆虫を育てて、楽しい夏休みを過ごせるといいですね。