カイコと言えば、絹を作り出す昆虫ですよね。
子どもの頃、小学校の課題で育てた事がある人も多いのではないでしょうか?
カイコは幼虫の頃から真っ白で、外見がとても美しいです。
性格も穏やかで、大きな瞳と触角が愛らしいと人気です。
飼育セットも販売されており、気軽に飼育を始める事が出来ますよ。
それでは、カイコの飼育方法についてまとめてみます。
カイコって、どんな生き物なの?
チョウ目カイコガ科に分類される昆虫です。
カイコともカイゴガとも呼ばれています。
桑の葉を食べ、絹を作り出します。
野生回帰能力を失った家畜化動物で、野生には存在していません。
完全に人間に依存しており、エサが無くなっても自分で探しに行こうとはしません。
逃げだす事もなく、人間が世話をしないと生きていけないのです。
成虫は翅があるものの、飛ぶことは出来ません。
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カイコの飼育方法について
エサ
カイコのエサと言えば、桑の葉ですよね。
家の周りに桑の葉があれば、それを採ってきて与え続けましょう。
幼虫の間はたくさん食べるのですが、成虫になった途端一切食べなくなります。
近所に桑の葉が無い場合、人工飼料も販売されています。
一度桑の葉を食べたカイコは、人工飼料を食べてくれないそうなので、与えるなら最初から人工飼料が良いでしょう。
飼育容器
紙の箱を使うと良いです。
私が子どもの頃は、学校で工作用紙を使って巣箱を作りました。
簡単な作りのもので大丈夫です。
プラスチックですと、湿気で水滴が付いたりするのでお勧め出来ません。
幼虫のお世話
とてもたくさん食べますので、いつも新鮮な桑の葉を用意してあげましょう。
私も子供の頃にカイコを飼育した時、せっせと桑の葉集めをしたものです。
家の周りを探すと、桑の葉は意外と見つかると思います。
先ほども書きましたが、集めるのが大変であれば人工飼料を利用しても良いでしょう。
脱皮の時期は食べませんので、与えなくて大丈夫です。
食べなくなったら脱皮が近いです。
脱皮不良を防ぐため、触らないように!脱皮直後も触っていはいけません。
糞やエサは、見つけたら捨てるようにしましょう。
成虫のお世話
全然食べなくなるので、エサは必要なくなります。
1度だけ尿を飛ばすので、服にかからないように気を付けましょう。
交尾をしますが、放っておくといつまでも離れないので、人間が離してあげましょう。
捻るようにすれば離れます。
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糸を吐き始めたら箱から出そう
カイコが糸を吐き始めたら、たくさんの尿をします。
飼育していた箱から出して、新聞紙で作った筒に入れてあげると良いでしょう。
繭作りに2~3日かかり、3~5日で蛹になります。
2週間くらいすると蛾になります。
大きな黒い目と、モコモコの体が可愛らしいですよ。
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最後に
カイコの飼育方法についてまとめましたが、いかがでしたか?
成虫になった姿は、とても可愛らしく癒しを与えてくれるでしょう。
今は飼育セットや人工飼料も販売されているので、手軽に飼育を始められますよ。
もし興味があったら、是非参考にしてみて下さいね。
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