さやを押して、プチッと顔を出す豆を食べる楽しさ、プリッとした触感が美味しい枝豆は、大人も子供も大好きでしょう。
枝豆は、大豆の未熟な実を、枝つきのまま茹でて食べたことから、そう呼ばれるようになったそうで、江戸時代の頃、大衆の味になったそうです。
大豆であり野菜でもある枝豆は、どちらの栄養素も持っているので、とても栄養価が高い食材です。タンパク質をはじめ、ビタミンB1やカリウム、食物繊維に鉄分などを豊富に含んでいます。
近年では、冷凍食品でも扱われているので、一年を通して楽しむことができます。
昔から親しまれている枝豆を知って、さらに美味しく召し上がってください。
目次
枝豆の選び方・保存方法
選び方
初夏になると、野菜売り場で見かける枝豆は、6月から9月頃が旬です。以下の点に注意して、選ぶようにしましょう。
- 可能なら、枝つきのものを買い、枝や葉が茶色いものは避けましょう。
- 一枝に、さやがたくさん付いているものは避けましょう。
- さやは、ふっくらと実が詰まっていて、緑色で産毛が立っているものが良いでしょう。
保存方法
一度に食べきれない場合は、しっかり保存して美味しさを逃さないようにしましょう。以下の点に注意して、保存しましょう。
- 新鮮なうちに茹でておきましょう。
- 茹でられない場合は、新聞紙などに包むか、袋に入れて冷蔵庫に入れましょう。
保存方法(冷凍保存)
冷凍保存する場合も、いくつかポイントがあります。
- 少し固めに茹でましょう。
- 食べる時は、凍ったままを茹でるか、電子レンジで温めましょう。
- 急いでいない場合は、自然解凍が良いでしょう。
枝豆の美味しい茹で方
美味しい茹で方は、以下の通りです。
- 中まで塩味がしみ込むよう、両端をキッチンハサミで切り落とし、きれいに洗います。面倒でしたら片側だけでも良いでしょう。
- ボールに水4カップ、塩大さじ1を加えて、枝豆を入れ20分~30分ほど塩味をしみ込ませたら、ザルに上げて水気をきります。(枝豆が400グラムの場合)
- 鍋に5~6カップくらい、たっぷりの水を入れ、沸騰したら枝豆を入れます。すぐに、塩小さじ2を加えて、強めの中火で5分~6分茹でます。
- 味見して、少し歯ざわりが残るくらいなら、茹であがりなので、ザルに上げましょう。
- 熱いうちに、塩小さじ1を全体にふり、混ざれば完成です。
最後に
枝豆は、塩茹で以外にも美味しい調理方法がいくつもあります。
茹でた枝豆を潰して、砂糖と混ぜた餡を、餅に絡めた、ずんだもち。
炊き上がったご飯に、塩茹でしてさやから出した枝豆を混ぜ合わせた、枝豆ごはん。
塩茹でしてさやから出した枝豆を、他の野菜と油で揚げる、かき揚げ。
茹でた枝豆をミキサーにかけてピューレ状にすればスープ、魚料理などのソースにもなります。
旬の時期の枝豆をたくさん食べて、暑さに負けない身体になりましょう。
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