卒園式のマナーは主に二つ。
それは、服装と立ち居振る舞いです。
卒園式で親がみっともない恰好や振る舞いをすると、せっかくのお祝いの席であるにも関わらず、主役である子どもに惨めな気持ちを抱かせることになってしまいます。
そのようなことにならないためにも、事前にしっかりと卒園式でのマナーを学んでおきましょう。
お母さんの服装は?
卒園式でのお母さんの服装は、スーツかワンピースが最も無難です。
入園式のときのスーツは白やピンクなど華やかな色のものでも良いのですが、卒園式では黒や紺など落ち着いた色を選んだほうが良いでしょう。
スカート丈は膝にかかるくらいか、膝が隠れるくらいの長さのものを選べば、清楚な印象になります。
スーツを持っていない場合は、ジャケットにスカートやパンツを合わせるという恰好でもOKです。
華やかに演出したい場合は、コサージュやブローチを胸元に付けたり、ブラウスをデザイン性のあるものにすると良いです。
ワンピースで行く場合でも、スーツの出席者が多かったときに備えて念のためテーラードジャケットを持っておくと安心です。
ただし、園によっては服装の指定や慣習がある場合もあります。念のため事前に園に確認したり、ママ友から情報収集したりしておきましょう。
お父さんの服装は?
お父さんの服装は、ディレクターズスーツか上下黒のスーツが良いでしょう。
華やかな印象にまとめたい場合は、ネクタイやシャツを仕事のときに着用しているものよりもインパクトのあるものにしてみてはいかがでしょうか?
大勢で卒園式に出席したい場合は?
お父さん・お母さんだけではなく、おじいちゃん・おばあちゃん・親戚など、大勢で卒園式に出席したいこともあるでしょう。
しかし、園が用意している席は限られています。
座れない人がいた場合、園にも他の保護者にも迷惑がかかりますし、自分たちも嫌な気持ちになってしまうことでしょう。大勢で出席したいのなら、園に事前に問い合わせておくのが無難です。
卒園式での立ち居振る舞い
子どもにとって一生に一度の卒園式ですから、ビデオや写真を撮りたくなりますよね。
しかし、式の最中に立ち上がって撮影をすると、ほかの保護者の迷惑になります。
しっかりカメラに収めておきたいという気持ちはわかりますが、必ず座ったまま撮影するようにしてください。
カメラのシャッター音を、小さくする配慮も必要です。
また、これは当たり前のことですが、私語は厳禁です。
最後に
卒園式でのマナーについてご説明しました。
最低限これだけの知識を身につけておけば、当日恥ずかしい思いをしなくて済むはずです。
有名な言葉で、「子は親の鏡」というものがあります。
お父さんとお母さんのマナーが良ければ、子どももきっとマナーを守れる大人に成長していくことでしょう。