今年も残すところ僅か。毎年楽しみなクリスマスも近づいてきていますね。
しかし、日本のクリスマスは世界各地のクリスマスの過ごし方と違うと言うことは知っているでしょうか?
今回はクリスマスの起源と、世界のクリスマス、そして日本のクリスマスについてご紹介します。
クリスマスの起源は?
詳しい起源については未だ不明となっていますが、四世紀くらいからキリスト教の人々がイエス・キリストの誕生祭としてクリスマスの日を祝っていたとされています。
但し、キリストについて書かれている旧約聖書には、誕生した日について何も書かれておらず、一説には古代ローマでケルト人が行っていた夏至の祭りをキリスト教の人々が取り入れ、二つの行事が結びついて現在のクリスマスが存在するとも言われています。
日本のクリスマスからはあまり想像がつかない、深い歴史がありますね。

世界のクリスマスはどんな感じ?
本のクリスマスと、世界各地のクリスマスは過ごし方がかなり違います。全ての国のクリスマスはご紹介出来ませんが、いくつかの国のクリスマスについてご紹介します。
アメリカのクリスマス
日本との最大の違いはクリスマスに食べる料理です。
日本はチキンやケーキ、ローストビーフなどを食べることが多いと思われますが、アメリカのクリスマスで主に食べるものは七面鳥、牛肉、羊肉です。そしてケーキはあまり食べないとのこと。特に羊肉は、キリスト教において神様にお供えする食べ物と言われています。
そして、ケーキの代わりにクッキーを食べます。友達に配ることもあれば、プレゼントを置きに来たサンタさんへのお礼としてクッキーを置くこともあるようです。
クリスマス期間は、日本では24日と25日ですがアメリカでは11月末~12月25日までと一か月以上の長い期間を、クリスマス期間として扱われています。
メインは25日とされていて、この日はお店が全て休みになり、基本的には恋人二人で過ごすということはあまりなく、家族や友達を含めた大人数で過ごすことが多いようです。
24日がメインで、恋人と過ごすことが当たり前な日本とは随分違いますね。
イギリスのクリスマス
アメリカと同じ英語圏であるイギリスですが、25日は全てのお店が休み、公共交通機関もストップし、家族や友人と大勢で過ごすと言う基本的なスタイルはアメリカと共通しています。
料理はアメリカと異なり、イギリスの家庭料理であるプディングやミンスパイ、ローストターキーを主にクリスマスの御馳走として食べています。
アメリカやイギリスにとってのクリスマスは、日本で言うところのお正月と同じようなもののようです。家族で家庭料理を食べながらのんびり過ごすクリスマス。お正月のようなものと言われれば納得ですね。
フランスのクリスマス
フランスはキリスト教でも、カトリックと呼ばれる宗派の人が大多数の国です。
それ故にアメリカやイギリスとは少し違ったクリスマスを過ごしています。
期間は日本とも違い、25日~1月6日の公現祭と呼ばれる日までがクリスマスと言う扱いで、24日は日本と同じクリスマスイヴです。
24日は家族や親戚と過ごすのが基本で、ここはアメリカやイギリスと同じですね。
そしてクリスマスのホリデーシーズン中はクリスマス市と呼ばれる大きな市場が開かれ、クリスマスの飾りやケーキ、郷土料理など様々な商品が市場では売られており、毎年賑わっているようです。
フランスでクリスマスに食べられるケーキ「ブッシュドノエル」は最近日本でも食べられることが多いですね。
薪を見立てて作られたケーキで、クリスマスの時期にはフランスのあちこちの店で売っているようです。

色々混ざっている?日本のクリスマス
日本のクリスマスについてですが、3つの国のクリスマスを説明した中で気づいている方も多いとは思いますが、日本のクリスマスは様々な国の要素を取り入れ、尚且つ日本人が楽しめるようにとアレンジがされています。
内容を簡潔に言うと
- 期間は24日のクリスマスイヴと、25日。メインは24日のクリスマスイヴ
- 家族で過ごす方も多いが、恋人がいる場合は二人で過ごすことが殆ど。店も通常営業しており、大人はクリスマスも仕事が当たり前。
- 御馳走はローストチキン、フライドチキン、ケーキ。
- クリスマス終わったら直ぐに正月の準備。
アメリカやイギリスのような英語圏から見ると、料理や期間以上に正月とクリスマスが別物であること自体がとても不思議なことなのかもしれませんね。

最後に
如何でしょうか?各国の宗教や習慣などで様々な過ごし方のクリスマスが存在しますね。
仕事の方も、そうでない方も、1年に一度の聖夜。大事な方と楽しく過ごして良いクリスマスを過ごして下さいね。
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