暑い季節、気をつけたいのが食中毒です。
特に小さな子供たちは、食中毒が重症化し最悪の場合命に関わる場合もあるため、油断ができません。
その中でも、夏場のお弁当は、心配になるお母さんも多いのではないでしょうか?
子供が、おいしく安全にお弁当を食べるためには、どんな点に注意してお弁当を準備すればよいのでしょうか?
今回は、夏場の子供のお弁当で気をつけるポイントを調べてみました。
作る前に気をつけるべきポイント
お弁当箱は清潔ですか?
どんなに手を洗っても、食材に気をつけても、お弁当箱自体に雑菌が付いていては、元も子もありません。
お弁当箱を洗ったあと、熱湯をかける、液体漂白剤につけおきするなどして、しっかり消毒をしましょう。
パッキンやお弁当箱のフタの溝には、泡スプレータイプの洗剤が便利でオススメです。
シュっとかけて、しばらく置いてから水で洗い流せば、雑菌と一緒にヌメヌメ感もすっきり落とせますよ。
お弁当箱にお酢?わさび?!
こまめに消毒をしたいけど、忙しくて難しいという時には、水で薄めたお酢でお弁当箱を拭くだけでも消毒になります。
または、わさびをお弁当箱のフタに少し塗っておくのも有効です。
ただ子供が食べるお弁当なので、子供が嫌がらない程度にしましょう!
もう常識?お弁当を作る時の注意点
おかずを素手でさわらない!
どんなに「手を洗って大丈夫だ!」と思っていても、手のシワや指の関節などの細かい部分に、意外と雑菌はいます。
特におにぎりなど、手で直接調理するものを素手で触ってはいけません。
おにぎりは、ラップを使って、にぎりましょう。
手の上でラップを広げ、その時に塩を少しふると殺菌作用も期待できます。
おにぎりにも、少し塩味がつくのでいいですよね。
味つけは濃い目で
子供のお弁当なので、薄味よりむしろ喜ばれると思いますが、おかずの味つけは濃い目が〇です。
醤油に含まれる塩分、少し多めの塩が細菌からお弁当を守ってくれるのです。
熱中症対策でも、塩分が夏場は大切ですよね。
お弁当でも、塩分が活躍します。
健康に悪影響にならない程度の塩分を心掛けてください。
それダメ!おかずで注意すべきポイント
彩りに欲しいミニトマト
ミニトマトは、野菜の中でも好きな子供さんが多いですよね。
お弁当にも入れやすく、彩りにもなるので重宝する野菜です。
ですが、ヘタは要注意!赤と緑がキレイなのでそのまま使っている方も多いと思いますが、実は洗ってもヘタには雑菌が残ってしまいがちです。
代わりに、かわいいピックに刺すなどして華やかに、食べやすくしてあげるのがオススメです。
らくちん前日のおかず
前の日の晩御飯、多めに作って次の日のおかずにすればらくちんですよね。
冷蔵庫で冷やしておけば、お昼に食べる頃にはちょうど良い感じになるかも、と考える方もいるかもしれませんが、夏場は絶対やめておきましょう。
おかずの表面に、細菌が付着している場合があります。
必ずお弁当に入れる前に、一度レンジであたためるなどして加熱を!からあげやトンカツなど、揚げて火を通したものでも同じです。
仕切りにも彩りにも使えるレタス
お弁当箱の下に敷いて彩りにしても良し、仕切りとして使っても良し、お弁当に入っていると全体をパッと華やかにしてくれるサニーレタス。
夏場は、できたら使わない方が良いでしょう。
野菜から出る水分が、おかずを痛めてしまったり、細菌を繁殖させたりします。
また、おかずの仕切りなどに使った場合、おかずの塩分でレタスから水分がさらに出てしまい、細菌を増やすきっかけにもなります。
子供大喜び!キャラクターかまぼこ
アニメやヒーローもののキャラクターがデザインされたかまぼこ、子供たちは喜びますよね。
親の立場からしても、切って詰めるだけで楽。少し隙間ができて困った時にも便利なアイテムです。
しかしこちらも、夏場は切ってそのまま使うのは危険です。
熱で加工された食品ではありますが、流通している間に細菌が増殖している可能性もあるのです。何かしら火を通して使いましょう。
夏のお弁当に使える便利グッズ
100均で買える抗菌シート
お弁当が完成して、フタをする前にのせるだけで効果あり!
手軽に100均などでも買えるのが、いいですよね。
保冷剤
すでに保冷剤を使っている方は多いと思いますが、こちらも最近ではキャラクターものの保冷剤がたくさんあります。
100均でも手に入りますよ。
冷凍カップゼリー
市販されているカップに入ったゼリーを凍らせてお弁当に。お弁当をヒンヤリ守ってくれて、その後はデザートとしてもおいしく食べられて一石二鳥!
しかし、これは幼稚園や学校によっては禁止されている場合もありますのでご注意を。
注意しながら夏もおいしいお弁当を
夏場のお弁当は何かと気になり、注意することも多く作るのが大変ですが、子供の喜ぶ顔を見る為にも頑張りたいところですよね。
近ごろは、夏の暑さも異常です。
お弁当を美味しく安全に子供たちに食べてもらうのも、本当に一苦労ではありますが、注意すべきポイントを踏まえて楽しくお弁当作りをしましょう!