夏と言えば、トマトと言うくらい、無性に食べたくなりませんか?
スーパー等でも、比較的安く売られているので、サラダや付け合わせにと、夏場の消費量は、多くなりますよね。
時期になると、家庭菜園用にホームセンターには、様々な種類の苗が並びます。
ミニトマト位ならベランダ、大きなトマトもプランターでできるので人気ですよね。
そんなトマトですが、妊婦さんは控えた方が良いと言う噂もありますが、本当なのか等、今回は、トマトの栄養を知りつつ、注意点をまとめてみました。
トマトについて
トマトは、なんとナス科だという事を知らない人も多いでしょう。
栽培していると、あー何となくそうかも、って思うはずですよ。
原産地は南米で、その後ヨーロッパを経て江戸時代に日本に入って来たそうです。
元々は、観賞用として知られていましたが、昭和になってから食用されるようになったという事なので、比較的新しい野菜なんですね。
トマトの栄養価は?どんな美容効果があるの?
ヨーロッパでは、昔から「トマトのある家に胃腸病なし」と言われていて、それほど薬効成分に優れていると言う事ですね。
トマトの酸味は、クエン酸なのですが、疲労回復はもちろん、消化液の分泌を促してくれるので、タンパク質や脂質の消化に活躍してくれるのです。揚げ物等の付け合わせにするのは理にかなった事なのですね。
また、ビタミンAの働きにより、胃の粘膜を保護してくれるので胃痛を防いでくれるのです。
トマトと言えば、赤い色素成分のリコピンが代表的な栄養価で、赤いトマトに含まれています。
抗酸化作用があり、活性酸素を排除してくれる働きがあるので、ガン予防に効果があります。
他にも、まだまだありますよ。
利尿効果があるカリウムは、体内のナトリウムを排出してくれるので、ダイエットはもちろん、むくみ防止や血圧を下げる効果があります。
血管を丈夫にしてくれるケルセチンは、動脈硬化や心疾患の予防にもなるのです。
美容効果としては、やはり、リコピンが大活躍してくれます。その抗酸化作用で老化防止をしてくれるのです。
さらに、コラーゲンを増やす働きがあり肌のハリと潤いを与え、シミ、シワ、タルミ等を防いでくれるんですよ。
妊娠中の注意点
さて、妊娠中にトマトは体に良くないという噂を耳にします。
それは、全くのデマですのでご心配なく。
恐らく、トマトに含まれる栄養素のビタミンAが問題とされていると思うのですが、確かに、ビタミンAを摂取しすぎると胎児に影響が出ると言われています。
でも、その種類により、問題なのは動物性のビタミンAであり、トマトなどの野菜に含まれているビタミンAは、全く問題ないのです。
摂りすぎたと言っても、尿として排出されるので大丈夫なのです。
また、妊婦さんには、トマトにも含まれている葉酸も良くないと言われてはいますが、よほどの量を食べなければ大丈夫です。
そのよほどとは、中くらいのトマトを1日に20個以上程です。常識の範囲なら全く問題ないというわけですよ。
ただ、注意しなければならない点もありますよ。
トマトを食べる際に、ドレッシングや塩をかけて食べる人もいるでしょう。
トマトそのものよりも、それらの塩分の方が気になりますので、控え目にしましょうね。
また、生野菜には、トキソプラズマという菌が付着している場合があるので、しっかり洗って食べた方が良いですね。
トマトに限らず、夏野菜には、体を冷やす成分があるので、特に妊婦さんは、その点には注意しなければなりません。
最後に
さて、トマトの優れた栄養価や効果はいかがでしたでしょうか?
早速、試して結果を出したいところですよね。
私も、そうですが体に良いと聞けば、なんでもたくさん食べたくなりますが、効果は同じだと思いますよ。
かえって、お腹をこわすことにもなりかねませんので、適度に頂きましょうね。
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