「ネバネバパワーで夏バテ防止」といったキャッチフレーズは有名ですが、ネバネバな食べ物はまず何を思い浮かべますか?
長芋、なめこ、納豆、ほかにもいろいろありますが、オクラは購入することもできるうえに簡単にベランダや鉢植えで栽培できるので、とても身近なネバネバ食材といえるでしょう。
今回は、オクラの栄養や育て方などを、まとめてみました。
オクラの栄養とは?
オクラはとても栄養豊富なのを、ご存知ですか?
緑黄色野菜で、ニンジンと同じように、βカロテンが多く含まれています。
オクラに含まれているビオチンという栄養素は、疲労物質である乳酸を糖質に変えるはたらきがあり、疲労回復に効果があります。
またネバネバの正体であるムチンは、タンパク質を分解するはたらきがあり、消化吸収を助けてくれます。
ほかにもカルシウムや食物繊維が豊富だったり、むくみ予防効果があったりする、カリウム、ビタミンB2などのほかにもアンチエイジングの効果があると食材だといわれています。
特に、女性にうれしい栄養素がぎゅっと詰まっています。
栽培はとても簡単
数株育てるくらいでしたら、ホームセンターなどで販売されている苗を植えると簡単です。
根がまっすぐ伸びますが、葉が大きく広がるので、適度に間をあけて植えましょう。30cmくらいあいていればじゅうぶんです。
湿気を嫌いますが水は必要なので、必ず鉢底石または発泡スチロールなどを敷きましょう。
ぐんぐん大きくなるので、支柱は必ず必要です。その頃には肥料も必要になってきますが、2週間に1回くらい、化成肥料を全体にパラパラと置くだけで大丈夫です。
オクラの花がとても美しいのはご存知ですか?半日で萎んでしまうので、蕾が膨らんできたら見逃さないようにちょこちょこ見てみましょう。色のコントラストがとても上品です。
開花の1週間くらい後に、実はだいたい6cmくらいになっていると思います。
それくらいが収穫にベストなので、実の大きさもよく観察しましょう。
そしてまだ上の方に蕾やすでに膨らんでいる実があるようなら、収穫した場所より下の葉はすべて切り落としましょう。
養分を次に収穫する実に送り届けるためです。
調理方法はいろいろ
オクラは生で食べることもできるので、冷奴やそうめんの薬味として付け合わせると色が鮮やかになります。
ネバネバ食材を合わせて海鮮丼に乗せて食べると栄養価がぐんとアップしますし、とろろ芋と共に出汁や麺つゆなどと混ぜて炊きたてご飯に乗せて食べてもとてもおいしいです。
オクラが主役のおつまみもおいしいです。
刻んだニンニクやオリーブオイル、鷹の爪と一緒にサッと炒めると、オクラのペペロンチーノが簡単にできます。
また、豚肉を巻いて焼くと、切った時に星の形になってかわいらしいです。
野菜嫌いなお子さんのお弁当のおかずに、おすすめです。
最後に
いかがでしたでしょうか?
簡単に家で栽培できる栄養がギュッと詰まった野菜、小さなお子さんがいるご家庭では食育にもなり、成長を一緒に楽しめるのでおすすめです。
オクラのネバネバパワーで、健康な体を目指しましょう。
コメント