日本って四季があって良いと思う瞬間、それは秋の紅葉という方も多いのではないでしょうか。
見事に彩られた景色は、最高ですよね。
でも、どうしてあんなに色とりどりに変化するのでしょう。昔学校で習ったような、習っていないような…。
今回は、日本の秋の景色、紅葉についてまとめてみました。
紅葉のしくみは?どうして色とりどりなの?
日本には四季があるお陰で、植物は一年を通して様々に変化します。
春に芽吹いた樹々や葉は、夏の日差しをたっぷり浴びて成長します。
季節が変わり、朝晩涼しくなり秋も深まると少しずつ葉っぱに変化が現れます。
紅葉は自然現象、つまり枯れて朽ちて行く前の姿なのです。
では、どうして赤や黄色と違う色になるのでしょう。
それは、秋になると気温が下がり、それぞれ冬支度の為に葉を落とすのですが、この時糖分や水分の吸収をストップし、葉緑素が破壊されてしまいます。その時、葉が黄色になるのはカロチノイドという黄色い色素成分が浮き出すからなのです。一方、赤くなるのはアントシアニンという赤い色素成分で色づくからなのです。
また、全ての木が紅葉するわけではないので、マツやスギのような常緑樹は、一年中葉が落ちない為、色は変わらず緑色のままなのです。
サクラやカエデ、イチョウ、ブナなどのように、葉が落ちる落葉樹だけが紅葉するのです。
それで見事に赤、黄、そして緑に彩られた、絨毯のようになるわけなのです。
また、綺麗な紅葉になる条件がいくつかあります。
まず、日中の天気が良く、昼と夜の寒暖の差があればある程、葉っぱが綺麗に色づいてくれます。それから乾燥していては、綺麗に色づく事が出来ないので、充分な水分も重要な要素なのです。
紅葉の原理を知るとまた見方も変わりますよ。
紅葉はどんな場所で見られるの?名所は?
日本は、国土の7割が森林で寒暖の差があるので、どこへ行っても紅葉は楽しめます。
有名な所では、やはり栃木県日光のいろは坂でしょう。シーズンともなれば、観光客で賑わい、坂は大渋滞になる事でも知られていますよね。
また、北海道の紅葉も圧巻です。広大な土地に見える山々を、青空をバックに大パノラマで眺めるのは最高です。
紅葉は、寒暖の差があればあるほど綺麗になると言われているので、寒い地方である東北の紅葉も外せません。
宮城県仙台市の秋保や作並、大崎市の鳴子や栗駒山の紅葉も見事なものです。
温泉巡りがてら、東北に足を運んでみるのも良いのではないでしょうか?
最後に
都会に住んでいると中々肉眼で見る機会がないって方も、お休みの日にちょっとお出かけして心と身体のリフレッシュをしてみませんか?
ちょっとした公園でも、綺麗な紅葉が見られるかも知れませんよ。
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