なぜ道路渋滞はおきてしまうのでしょう?
夏休みやお盆の帰省シーズンは、だいたい皆さんが同じ時期にお休みを取ることで重なってしまうため、どうしても移動する人口が増えてしまいます。
そのため一般道路では、観光地や花火大会へ向かう車が増加して、周辺道路は特に激しい渋滞が予測されています。また、遠出をされる方も多いため、高速道路でも交通量が増加して、10㎞以上の道路渋滞が予測されています。
さらに、交通量が増えることで、交通事故が起こりやすかったり、悪天候などの影響もあったりすると、混雑状況は予測を超え、さらなる道路渋滞が発生する可能性もあります。
道路渋滞状況は、常に最新の情報を確認して、ゆとりを持って出かけましょう。
道路の状態や運転の仕方でも、道路渋滞は起こります!
サグ部での渋滞
下り坂から上り坂にさしかかる部分をサグと言い、そこに車がさしかかると、無意識に速度が低下してしまうそうです。
そうすると、車間距離が狭くなったと感じた後ろの車は、ブレーキを踏んでしまうでしょう。
そこから後ろの車は、次々にブレーキを踏むので、渋滞が発生してしまいます。
結果、渋滞がどんどん長くなってしまうのです。
対応策
上り坂などで、速度低下を注意喚起している場所では、速度低下に注意した運転を!
合流部付近での渋滞
インターチェンジやサービスエリアでは、本線に合流してきます。
走行車線を走っている車は、合流車に注意して速度を落とすので、走行車線の流れが停滞しがちになります。
そうなると走行車線の渋滞を避けて、追い越し車線へ車線変更する車が多くなるでしょう。
後続車は次々に速度を落とすことになるため、流れが停滞し渋滞が発生してしまいます。
対応策
車間距離をつめ過ぎないことと、走行中に余計なブレーキを踏まない。踏んでしまっても、車間距離が詰まることがないような車間を意識して確保!
追い越し車線での渋滞
走行車線をゆっくり走る車があると、その車を避けて車線変更をします。
追い越し車線に車が集まってしまい、車間が詰まってしまいます。
渋滞の車群で1台がブレーキを踏むと、後続車も次々にブレーキを踏み、流れが停滞します。
対応策
むやみに車線変更をしない。特に渋滞中の車線変更は、更なる渋滞の悪化です!
最後に
自分だけが道路渋滞を気にして、注意して運転することに、意味があるのかな?と疑問に思ってしまいますが、1台だけでも効果はあるそうです。
10台のうち1台でも、運転に注意することで、長さ3キロ以下の渋滞は途切れやすくなるそうです。
渋滞情報をこまめにチェックするのはもちろんですが、運転席の目線が高いバスやトラックの後ろを走る、渋滞だからと追い越し車線が混雑しているので、あえて左車線を走るなどの裏技もあるようです。
事故を起こしてしまっては、どうしようもありませんので、とにかく安全運転を心掛けてください。