冬になると、季節の節目で「冬至」ということをよく耳にします。
よく聞く言葉なので、誰でも何をするべきなのか分かっています。
でも改めて、詳しく考えたことはないという人もいる可能性もあります。
「冬至」は、何をするのか詳しく知りたいという人もいると思います。
冬至には、何をするのかまとめてみました。
2018年の冬至はいつ?
「冬至」は、立冬と立春の真ん中にある節気で、1年で最も昼が短くて夜の長さが長くなる日です。夏至から徐々に、日照時間が減っていきます。
太陽の高度も、1年で1番低くなるので太陽の力が1番衰える日と考えられています。
陰が極まり再び陽にかえる日という意味で、「一陽来復(いちようらいふく)」と言います。
これは、再び力が甦ってくる事から「冬至を境に運気が上昇する」と言われています。
冬至は再び力を取り戻した太陽にあやかり、色々な「願掛け」をする事が多いという可能性はあります。
昔は冬至の日は「死に一番近い日」と言われて、厄を祓うために体を温めて無病息災を祈っていたようです。この慣わしは、今でも続いています。
冬至は大体が「12月22日」ですが、4年に1度冬至は「12月21日」になります。
これはうるう年と関係があるようです。
「冬至」というと、寒いというイメージですが詳しく見てみると面白い事も分かり楽しいです。
冬至は何をする?
「冬至」の日は、いろいろとすることがあります。何をすると良いのか、見てみます。
かぼちゃを食べる
冬至にはかぼちゃを食べる習慣があり、かぼちゃを食べる理由があります。それは、昔は冬にあまり野菜が食べられなかったようです。
その為、栄養があり保存出来るかぼちゃを冬に取って置き冬至に食べていたと言われています。
かぼちゃには「ビタミンA」や「βカロチン」が豊富に入っている為、風邪予防の効果が期待できます。大人も風邪を引きやすいですが、子供も引きやすいです。
その為、家族みんなで食べると良いということは考えられます。
他には「ビタミン」「鉄分」「カルシウム」も豊富に含まれている為、貧血予防や免疫力の向上などの効果も期待できます。女性は、貧血の人が多いので嬉しいという可能性はあります。
ゆず湯に入る
「冬至」はゆず湯に入る習慣があり、特別な日に体を清める「みそぎ」の意味があります。「季節の行事を大切にする」という、昔の人の習慣が大きいということは考えられます。
ゆずは冬が旬ということもあり、香りが強いので邪気がおこらないという考えもあるようです。ゆずは、実るまでに長い年月がかかるので「長年の苦労が実りますように」という願いも込められています。
ゆずは体が芯から温まるので、冷え性や腰痛・神経痛の改善の可能性もあります。
「βカロチン」は、皮膚に膜を作るので肌の水分を逃さないので保湿効果も期待できます。
果皮に含まれるクエン酸や、ビタミンCによる美肌効果があるので女性には嬉しいということは考えられます。
ゆず湯の方法
ゆず湯の方法もいろいろとあります。
丸ごとお風呂に入れる
1個や2個では香りをあまり感じないので、たくさん入れた方が効果的です。
輪切りや半分にカットして袋に入れてお風呂に入れる
ガーゼなので袋を作り、中身が出ないようにすると良いです。香りや成分も出やすいですし、洗濯ネットを使うと便利でお掃除も楽なので主婦には嬉しいです。
輪切りしたものをそのまま入れても良いですが、その場合は果肉や種がお湯に浮いてきます。お掃除が大変なので、苦手な人は避けた方が良いです。
ゆずを絞って入れる
ゆずは、肌に刺激を与えてしまうことがあります。肌がデリケートな人には量を調節しながら入れられるので嬉しいです。「ハーブオイルなどで楽しむ」、という方法もあり楽しみ方も様々だという可能性もあります。
それ以外の方法
それ以外だと、「皮だけ入れる」「切り込みを入れてから、丸ごと入れる」などがあります。
方法はいろいろあるので、やり易い方法を選ぶと良いということは考えられます。
冬至は「ん」が付く食材を食べると良い?
冬至は、「一陽来復(いちようらいふく)」ということで悪い事が続いた後に運気が上昇する意味があるので「ん」が付く食べ物を食べるようになったのが始まりとされています。
特に「ん」が2つ入っている食べ物は、縁起が良いです。
- 蓮根 (れんこん)
- 人参 (にんじん)
- 金柑 (きんかん)
- 銀杏 (ぎんなん)
- 寒天 (かんてん)
などです。
また「ん」が2つ入っていないですが、「蜜柑 (みかん)」「大根 (だいこん)」などもあります。
「ん」が付く縁起の良い食べ物
「ん」が付く食べ物以外にも、縁起の良い食べ物があります。
他にも「ん」が入っている物を探して、食べるのも面白くて楽しいということは考えられます。
こんにゃく
北関東では、冬至に食べられることが多いようです。
これは「砂おろし」と呼ばれて、「こんにゃくを食べることで体内に溜まった老廃物を出す」という意味合いがあるようです。
小豆
北海道や東北地方では、冬至に食べられています。
赤い色をした小豆が「邪気を払う」のに最適と言われていて、赤飯や小豆粥を食べる地方もあります。かぼちゃと小豆を一緒に甘辛く煮た煮物の事を、「いとこ煮」と言います。
最後に
「冬至」には、かぼちゃを食べたり・ゆず湯に入ったりします。
また、かぼちゃ以外にも「ん」が付く食べ物を食べると良いという可能性もあります。
その他にも、「かぼちゃと小豆を一緒に食べる」など縁起の良い食べ物もあります。
またゆず湯に入る時も、ゆずをいろいろな方法でお風呂に入れます。自分の好きな方法で出来るので楽しめるし、お風呂好きな人は長風呂になるということは考えられます。
あまり浴槽に入らずに、シャワーで済ませてしまう人も「冬至」の時は浴槽にゆっくり入るという可能性はあります。
「冬至」には、いろいろとすることがあります。子供は、大人の背中を見て成長します。
この季節には、「このような行事をする」ということを子供と一緒にすると子供は覚えます。
大人の人も、年配の人から教えてもらったということは考えられます。家族みんなですると、楽しいです。
子供達が将来大人になり結婚して、「両親がこのようなことをしていたな」と覚えていて・そのまた子供に教えるようになると嬉しいということは考えられます。