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おんな城主 直虎 第25回のあらすじとネタバレと感想。

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毎週日曜日20時から、NHK総合他にて放送中の大河ドラマ「おんな城主 直虎」。

2017年6月25日、第25話「材木を抱いて飛べ」が放送されました。

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今回の「材木を抱いて飛べ」というサブタイトルは、「黄金を抱いて翔べ」が元ネタなのでしょうか?「黄金を抱いて翔べ」は、1990年の高村薫さんのサスペンス小説で、テレビでドラマ化されましたし、2012年には井筒和幸監督が妻夫木聡さん主演で映画化もされました。果たして、材木の行方は?って感じです。

前回は、井伊直虎(柴咲コウさん)へ、龍雲丸(柳楽優弥さん)達が切り出しを担当した材木の買い手が見つかったと、瀬戸方久(ムロツヨシさん)が知らせに来たところで終わりました。

前回見逃した方は、是非こちらをどうぞ。

おんな城主 直虎 第24回のあらすじとネタバレと感想。

何やら井伊に順風が吹いてきたようです。

それでは、2017年6月25日放送の「おんな城主 直虎」の第25回「材木を抱いて飛べ」のあらすじと感想とネタバレ少々です。

目次

材木を売る準備に追われる井伊

材木の買い手である成川屋という商人は、最近気賀に移ってきたという者で、寺の普請用に集めた材木を火事で失い、その代わりが欲しいとのことで、急ぎなので値も弾むという話でした。

中野直之(矢本悠馬さん)、奥山六左衛門(田中美央さん)も大喜びです。これで井伊の家の借金も返せそうです。急ぎ話を進めるよう、直虎は方久に指示を出し、六左衛門には材木を運ぶ手配をするよう指示するのでした。

売る材木に井伊の商品を示す「井」の焼き印を押すことにして、直虎はそれを虎松(寺田心さん)達武家の子供に手伝わせようとしていました。しかし虎松は、負けず嫌いが高じて、何でもかんでも一番になりたがって、小野但馬守政次(高橋一生さん)に囲碁で負けた原因がわかるまで、焼き印を押す手伝いをしようとしませんでした。

政次は、虎松の負けず嫌いをうまく刺激し、教育していました。直虎もまた、手伝おうとしない虎松に一番になったら褒美を遣わすと言い、虎松を乗せるのでした。

材木は気賀に運ばれ、直虎もその作業を手伝います。その様子を見た、商いを仲介した中村屋(本田博太郎さん)は呆れながら見守ります。龍雲丸の仲間、モグラ(マキタスポーツさん)も見ていて、龍雲丸に報告します。

直虎達も、中村屋から龍雲丸が気賀に戻ってから「龍雲党」と名乗り、流れ者に寝床を与え仕事を与えて、よろず請負、いわゆる何でも屋をやっていると聞きます。龍雲丸は、いまや気賀の裏のまとめ役になっているのでした。中村屋は、龍雲丸達が変わったのは直虎のおかげだと言い、感謝していました。

一方、今川氏真(尾上松也さん)は、武田の裏切りの報復に対する処置として、塩の商いを禁止する「塩留」を行っていたのですが、禁を破って密輸する商人は後を絶たず、その取り締まりを強化していました。その取り締まりの中で得た情報として、駿河より気賀の方が、気ままに商売が出来ると場所を移す商人が増えていることを今川は知るのでした。

今川が気賀に城を築く計画が

直虎は井伊に戻った後、政次に会い材木の商いの報告をしました。龍雲丸達がよろず請負をしていることも話します。政次は今川が、気賀に流れる商人たちを取り締まるため、気賀に城を築く話が出ていることを話します。

直虎は、気賀は商人が自ら今川にお金を払って、町を治めている場所なのだから、気賀の町衆が認めないだろうと憤慨します。

政次は、認めないと言っても今川が力で訴えてきたら、受け入れるしかないと言います。納得しない直虎に、井伊ではなく気賀の話なのだから、首を突っ込まないよう、釘を刺すのでした。

政次は、直虎の猪突猛進なところを良く知っています。

井伊に徳川への密通が疑われる

武田への塩留の取り締まりの中で、井伊が売った材木が三河の徳川に渡ることが知らされ、今川は、政次を呼び出し、井伊が徳川と密通し謀反の疑いがありと、その申し開きを井伊に迫るため、側近の関口氏経(矢島健一さん)を井伊へ派遣します。

直虎は、身に覚えがないと弁明します。直虎は、材木が成川屋を通じて三河に流れていることを知りませんでした。

「材木を売ったのはあくまで成川屋に対してであって、それがどこに売られてかまでは存じません。」と反論しますが、「ならば、井伊のご領主はうかつ者ということになります。このように脇の甘いことでは、知らないうちに敵に加担しているとも限らぬ」と関口に代わり、政次が追い詰めます。

続けて、「井伊は三河に程近い大事な地。とても任せておくことは出来ないと、太守様はお考えです。」と言うのでした。

関口はその言葉を受けて、「そもそもそんな大きな商いをするなら、主家に伺いの一つでも立てるのが筋。忠義が足らないからこのようなことになる。」と言うと、直之が立ち上がり、「我らとて騙されたのも同じ!この事と、忠義の心とは関わりない」と関口に訴えます。

直虎は直之を制すると、「話は分かりました。早急に駿府に申し開きに参ります。」と言います。申し開きには明日出発となり、関口は政次の屋敷に泊まることになりました。

関口と政次が席を外した途端、直之は「なんという無理難題を!我らに商人の売り先まで責めを負えというのか!」と怒りを露にします。

井伊が危機に直面した時の直之は、とても勇ましく、頼りになります。小柄ですが、なんといっても強いです。

直虎が虎松の後見人として認めてもらう為、寿桂尼(浅丘ルリ子さん)に申し開きに駿府に向かった時(第15回「おんな城主対おんな大名」)、直虎の命を狙う刺客を、矢と刀で次々と倒してくれました。このシーンは本当に格好良くて、録画を繰り返し見直しました。

いつもなら政次を通じての下知を、わざわざ関口を使うということは、今川は、いよいよ井伊を直虎から政次へ渡したいという気持ちを表していました。

申し開きは無意味かもしれないと絶望感が漂うなか、「道は必ずある」と直虎は冷静に言います。

直虎と政次は、関口の目があるため直接やり取りは出来ないものの、それぞれがそれぞれの屋敷で碁を打ちながら、作戦を練るのでした。

この場面での音楽が、戦いに向かって進んでいくような疾走感のある音楽で気持ちが高ぶりました。素晴らしい演出です。

龍雲党に協力を依頼する

直虎と直之は、関口と政次に連れられて駿河へと出発しました。

その裏で密かに方久と六左衛門に、成川屋に売った材木全部を買い戻すよう、指示を出していました。

今川の疑いを晴らすには、材木を取り戻し、忠義を見せつけることです。駿河の今川へ材木を送り届ける為、方久と六左衛門が、気賀を駆けずり回ります。

成川屋は、既にもぬけの殻。中村屋に代わりを用立ててもらおうにも数が足りず、探してもどこにあるかわかりません。

最終手段として、よろず請負をしている龍雲党に、三河へ向かっている材木を載せた船を見つけ出し、取り戻すよう依頼します。

しかし、今どのあたりにあるか分かりません。渋る龍雲党に、六左衛門は「直虎様の首が飛ぶかもしれない。」と必死に訴えます。

駿河の国境まで来ていた直虎は、時間を稼ぐため毒を飲んで熱を出し、足止めをするのでした。関口に仮病を疑われた直虎を、政次が確認しに来ます。政次を敵だと思っている直之は直虎の側を離れようとしませんが、「寺で殺生はしないだろう」と言って直之を退席させて、直虎は政次と二人で話をします。

本当に熱が出ていて体調を悪くしながら、直虎は「もしうまくいかなかったら、井伊のことを頼む」と政次に言います。無茶をする直虎の顔を、政次は冷やそうと手で覆います。

「俺の手は冷たかろう」という政次に「血も涙もない鬼目付だからの」と直虎は返します。

憎たらしい言葉でのやり取りではありましたが、信頼し合っている二人だからこそ成り立つ会話でした。政次の表情は、直之がいる時と二人になった時と違っていました。高橋一生さんのこうした表情の変化は絶妙です。「おんな城主 直虎」では、政次の表情のアップが特に多く、表情だけで説明出来ているところが凄いです。

龍雲党大活躍!材木を取り返す

龍雲党と六左衛門、方久は三河に向かっていた材木を載せた船を見つけ出し、乗り込みます。

驚く船員に、六左衛門は「我らは太守様の名代で参った!」と嘘をつきますが、正直者のため、声が裏返ります。

船員たちが今川に見つかったとひるみますが、六左衛門は言葉が続きません。すかさず方久が「頭が高い!控えおろう!」と言うと船員たちは跪きます。

次は龍雲丸が「うぬらの主は、塩留の禁を犯し、この荷は今川が差し押さえることになった。これより駿府へ向かう」と言って船ごと材木を取り戻し、しかも陸より早い船で駿府へ向かうのでした。龍雲丸は、直虎の頼みだから、こんな無茶な話を引き受けてくれたのです。

材木が駿河に無事届く

直虎らは駿府へ到着していました。まだ材木は届いていません。直虎と直之の二人は、覚悟をして氏真のもとへ向かいます。

直虎は、三河に材木が渡ろうとしたことは、知らなかったことだと改めて申し開きをし、氏真にご容赦頂きたいと頭を下げます。

しかし氏真は「井伊は先代からの三河びいきなので信じられない。」と、過去に直親(三浦春馬さん)が殺された時と同じ状況だと言います。

一瞬言葉を失ったあと、直虎は「井伊と今川に遺恨がないと言えば嘘になりますが、私は家督を認めていただいてから心を入れ替え尽くそうとしてきました。弓を引こうと考えたことなど一度もございません」と言い、商売をすることで民を潤し、井伊を潤すそのことは今川を潤すことだと、前に寿桂尼に誓ったことを成し遂げようとだけ考えてきたと訴えます。

続けて、「間者と知らず乗せられたのはうかつでしたが、このようなやり方では、今川は真の忠義を失うことになるとはお考えにはなりませんか!」とすごむのでした。

直虎の迫力に氏真は押され、唾を飲み込みます。緊迫した状況を破るかのように急ぎの知らせが入ります。おびただしい数の材木が向かってきているというのです。

間に合いました!直虎は、三河から一本残らず材木を取り戻すよう家臣に命じたと言い、そして「これが井伊の忠義にございます」と言うのでした。

材木には、井伊の材木を示す「井」の焼き印が押されており、これが揺るがぬ証拠となりました。

龍雲丸また、登場しました。今回は大活躍で、龍雲党のみんなも意気揚々と仕事をしてくれました。またこうやって井伊と一緒に仕事をする機会はあるのでしょうか?

気賀が二つに割れる

次回は、今川が計画していた気賀に城を建てる話が進み、気賀が二つに割れてしまうようです。

龍雲丸には「恩を仇で返すのが井伊のやり方か!」と罵声を浴びせられます。

直虎が、気賀の城の話にどう関わっていくのでしょうか?

次回、第26回「誰がために城はある」です。

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