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おんな城主 直虎 第21回のあらすじとネタバレと感想。

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毎週日曜日20時から、NHK総合他にて放送中の大河ドラマ「おんな城主 直虎」。

2017年5月28日、第21話「ぬしの名は」が放送されました。

前回第20回の最後では、直虎と方久(ムロツヨシさん)と一緒に商売の地、気賀へ向かったところで終わりました。旅の男(柳楽優弥さん)も、気賀にいるところがチラッと映りました。

予告では直虎が誘拐され、身代金まで要求されたようですが・・・。旅の男の目的は何でしょうか?

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第21話5月28日放送の副題は、「君の名は」もとい「ぬしの名は」です。

と言うことで、2017年5月28放送の「おんな城主 直虎」の第21話「ぬしの名は」のあらすじと感想とネタバレ少々です。

目次

直虎、スリを追いかけ拉致される

方久に連れられて、直虎と六左衛門(田中美央さん)達は気賀へ出かけました。

気賀とは、現在の静岡県西部浜名湖の、一番奥にある港町で、武士ではなく商人が治める町でした。

そこでまず、気賀を治める町衆の、中村与太夫(本田博太郎さん)がいる、中村屋を訪れます。

早速方久は、中村屋に、井伊で作った綿布を見せながら、どこにどのように売るべきかと聞きます。

中村屋は気賀の土地の利について説明します。浜名湖の近くの気賀は、多くの品を船で一気に運べると語ります。中村屋はさらに、商売相手は日本中、海にも通じているので異国にもつながっていると言い、直虎を喜ばせます。

話を聞いたあと、直虎は気賀の町を散策します。

南蛮の首の衣服を試着している時、小さな男の子が直虎にぶつかって来て、銭入れである巾着をすり、逃げていきます。直虎は一人で必死に追っかけ、男の子と仲間が逃げ込んだ賊の隠れ家に、いつの間にか踏み入ってしまいます。そして、そのまま捕らえられてしまったのです。

直虎誘拐に、家臣たちが対策を講じる

賊に手足を縛られ、直虎は、自分は井伊家の領主で、こんなことをしたら井伊の民が押しかける、と脅しても、尼さんの女の言うことを誰も信じません。

賊の集団から頭(かしら)と呼ばれる、旅の男が直虎の顔を確認して、領主と信じてもらえます。

直虎がいなくなったことは、すぐ六左衛門によって井伊家に伝わります。気賀は武士がいないことから、中村屋に捜索を依頼していました。

直虎がいなくなったことで、井伊家は大混乱になります。そこへ方久が賊達から、中村屋へ届けられた直虎の巾着と、身代金要求が書かれた板を持ってきます。

それによると、領主と引き換えに、銭を百貫用意して、板の裏に書かれた絵図のところまで持って来い、承知なら、中村屋の店先に赤い旗を立てて合図しろ、とのことでした。

直之は、銭を渡すことを反対します。しかし、小野は要求を飲んだと知らせるよう意見します。激高する直之に、小野は嫌味っぽく、「銭の受け渡しの場所には必ず人が現れるはず。そこを捕らえればよい。それしきのことが何故思いつかぬ。」とだけ言い残し、その場を去ります。

内心は、心配でならない小野但馬です。南渓和尚にフォローを頼みます。

領主は大泥棒?

直虎は、賊の頭に、何故こんなことをするのか尋ねます。

知恵も働くし、体も丈夫だし、何故真っ当に働かず盗みをするのか?と。

すると頭は言い返します。「領主こそ大泥棒だ」と。

直虎は、言われた意味がわからず、憤慨しますが、それよりもまずなんとか逃げる方法を考えます。捕らえられていた場所の上の方に見えた短刀を、縛られた体で体当たりをし、地面に落とします。自由の身になったものの外に出られないので、子供の喉元に短刀を突きつけ、頭を脅します。

しかし、その手は震えていて、頭は、直虎には子供を傷つけることが出来ないとわかっていました。直虎は、また捕らえられるのでした。

一人で捕らわれているのに、ずっと強気な直虎です。精神力が強いと思いました。自分だったら怖すぎてただ震えていると思います。

井伊家が、要求を飲むと確認した賊の頭は、引き渡しの場所で直虎と話をします。

直虎は「領主は大泥棒」という言葉が気になって、意味を再び頭に尋ねます。頭は、農民が作ったものを武家が奪う、だから泥棒だと言います。それを聞いた直虎は、井伊の土地を貸しているからだと答えます。

頭はどうして、土地が武家のものになっているのか、先祖にたまたま喧嘩が強いか調子のよい人間がいて、勝手に自分の土地だと言い張ったから、そもそもそこから泥棒の始まりだと主張します。直虎は、納得出来ません。頭はそのまま去っていきます。

武家の言い分、民の言い分、真っ向から対立します。

それぞれの価値観を、共有出来ないのです。

無事生還、頭(かしら)を呼び出す

板の裏に書かれた絵図で、直虎と銭の引き渡し場所に来た、直之と六左衛門です。

しかし、踏み込んだ小屋には直虎が一人眠っていて、賊の姿はありませんでした。直之は、賊の目的が銭ではなく、道の途中で置いてきた馬であることに気づきます。

賊達が馬を盗もうとした瞬間、矢が放たれます。傑山(市原隼人さん)でした。

小野に頼まれた南渓和尚(小林薫さん)が、送っていたのです。その矢に驚いて、賊達は逃げていきました。

直虎は無事井伊谷に帰ることが出来、皆に心配をかけたことを謝り、自分を捕らえた賊を、捕らえないよう直之に頼みます。

直虎は、頭の言葉がずっと気になっていました。

百姓だった高瀬(直親の娘:高橋ひかる)に、武家が泥棒と思ったことはないか?と尋ねます。高瀬は正直に、そう考えない百姓はいないと思う、と答えます。衝撃を受ける直虎です。しかし、それを聞いた祐椿尼は、土地を手に入れないと、働いてくれたものに恩賞を与えられないし、奪うしか出来ないのではないかと語ります。

直虎は、奪い合うことでしか、世の中が回らないのか、改めて疑問を持つのでした。

落ち着いたあと、方久が、直虎に材木をやらないかと提案します。

しかし、木を切る人手が足りません。直虎は、賊達にその役目を与えようと考えます。

そこで、中村屋を通じて、頭を呼び出します。

頭を説得、材木を任せる

直虎は、指定の場所で頭と1対1で会います。

自分自身も幼かった頃、出家した直後にカブを盗んだ過去を話し、追い詰められた人間は誰でも盗みを働いてしまうこと。人間皆、等しく卑しいものなのだと言います。

そして、直虎は切々と、武家に奪われたものを取り返すために盗みをしているという、曲がった正義感で動いている頭に語りかけます。

頭は、出会った頃からほのかに直虎に好意を抱いていたと思われ、今回は色気のある話と期待してきたのにと残念がります。

直虎は、頭に、領主は泥棒だ、と言われたことを受け止めたのだから、頭にも自分の言葉を受けるよう言います。

そこで、やっと頭はちゃんと話を聞きます。直虎は、盗みなどしなくてもいい世にしようと説得します。直虎の、突拍子もない話に、頭は呆れます。

直虎は、材木を始めようとしていること、それを賊達にやらせたいことを話します。以前、山の木を、あっという間に切り取っていった腕を買ってのことでした。

井伊家が七分、賊が三分で分けようと言います。武家は泥棒でないことを行動で示すため、直虎は賊達にも分け前を与える、とのことでした。

頭は、この話に乗ります。そして直虎は、頭の名前を聞いてなかったことに気づきます。

頭の名前は、龍雲丸と言いました。

次回は

次回では、龍雲丸達を受け入れられない、井伊家との面々と領民たちとの対立についての話になるようです。

どう解決をしていくのか、領主の腕の見せ所です。

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