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おんな城主 直虎 第20回のあらすじとネタバレと感想。

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毎週日曜日20時から、NHK総合他にて放送中の大河ドラマ「おんな城主 直虎」。

2017年5月21日、第20話「第三の女」が放送されました。

前回、第19回の最後で直親の隠し子が現れたと聞いて直虎は、言葉を失う。というところで終わりました。

彼女の正体は?やはり間者、スパイなのか?

井伊家の混乱と、直虎としの、二人の気持ちも丁寧に描かれました。

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第20話5月21日放送の副題は、「第三の男」もとい「第三の女」です。

と言うことで、2017年5月21放送の「おんな城主 直虎」の第20話「第三の女」のあらすじと感想とネタバレ少々です。

目次

直虎の元許嫁直親の娘、現れる!

直虎の元に、直親の娘を名乗る女が来たと、母祐椿尼(財前直見さん)が、知らせに来ます。

激しく動揺しながらも直虎は、領主として、その子が真の娘なら井伊家として一大事だと、自分で会いに龍潭寺へ向かいます。

直親の息子、虎松(寺田心さん)も見守る中、直虎は高瀬と名乗るその娘(高橋ひかるさん)に会います。

高瀬は、母のユキが亡くなる間際に「父は井伊の亀之丞」と聞いたと言います。

身寄りもなくなったので、その言葉を頼りに龍潭寺まで来た、ということでした。

その場にいた者は皆、直親に娘がいたとは聞いておらず、高瀬はそれを知ると出ていこうとします。

祐椿尼は、母もいない娘の身を案じます。直虎は、直親の娘とわかるまでは、屋敷にいればよいと引き留めます。

高瀬は喜んで礼を言い、井伊家に留まることになりました。

本当に娘か?家中で噂が行き交う

ずっと直虎の世話をしてきた、侍女のたけ(梅沢昌代さん)は、高瀬が百姓のようだし、高瀬が生まれた頃はまだ、直虎と夫婦約束をしていた時期なのに、と気遣います。

龍潭寺の面々も、皆そこを気遣い直虎に「直親様もご存じなかったのではないか?」と声をかけます。

皆が皆、直虎を気遣い、腫れ物に触るような扱いです。

そんな様子がわかるから、余計に本音も言えず、どんどん頑なになっていく直虎です。

直虎は、南渓和尚(小林薫さん)に、信濃で直親を預かってくれていた松岡様に、真偽を聞いておいてもらえるように頼みます。

直虎と祐椿尼は、直親の妻のしの(貫地谷しほりさん)には、高瀬のことを娘かどうかはっきりしてから話そうとしていました。

しかし、しのは、高瀬と会った席に同席し帰宅した虎松に「私には姉上がいるのですか?」と聞かれ、娘の存在を知ります。

しのは、直接、高瀬に会いに出向き、直虎は高瀬にしのを紹介しました。

しのは、激高するかと思いきや、冷静に「そなたが直親様の娘なら、私の息子とは姉弟になります。そうなれば、新野のお屋敷にも顔を出すとよい。」と高瀬に声をかけます。

ライバル同士が気遣い合う

かつて、しのは、直親と直虎が昔許嫁で、その仲に嫉妬し、事あるごとに二人の仲を疑い、直虎に対しては、直親が亡くなった後も、ずっと敵対視していました。

直虎は、そんなしのを気遣い声を掛けますが、しのは、逆に直虎を憐れみます。

「私とは、結ばれるずっと前の事なれど、直虎様にすれば、直虎様はご出家までされたのに、その間に直親様は、どこぞの女子とよろしゅうなされておったという事にございましょう?」と。

しかし直虎は、そんなことは気にしていない。本当に娘だったら、凋落も出来るし、直親が宝をくれたとさえ思っている。と強がりを言います。

強がりを言っているのは一目瞭然で、腹が立つ気持ちを、必死に抑えている表情でした。

しのが言っていることは、本当にその通りで、嫉妬心がふつふつと湧き上がる過程を見せられている感じでした。

そんな直虎に、立派だ、とても真似できないと、しのは言います。

二人の会話を、高瀬は庭先で聞いていました。

高瀬への処遇に頭を悩ませる

直親の娘が訪ねてきたことは、寺にいた亥之助(小野但馬の甥)(荒井雄斗さん)から、母のなつ(山口紗弥加さん)を通して、小野但馬守(高橋一生さん)に伝わります。

中野直之(矢本悠馬さん)と奥山六左衛門(田中美央さん)は、もし本当に娘なら、井伊家には人がいないし、家内に加えて虎松の姉弟としたらいい。縁組みも出来る。と直虎を気遣いながらも提案します。

小野但馬守だけは、武田の里から来たので武田の間者ではないか?と疑います。

中野と奥山は、子供が間者なんて。と聞く耳を持ちませんが、高瀬の年ぐらいなら十分働きが出来る。とあくまで小野は言い放ちます。

続けて今川と武田に、争う兆しがあるし、井伊に間者が入っても不思議はない。とそこにいた皆をハッとさせます。

同じ頃、三河の家康の元には、今川から書状が来ており、武田との争いに備えて手を結びたいと言われます。

家康は常慶(和田正人さん)を使って情勢を調べさせるのでした。

さて、南渓和尚には信濃の松岡から、確かにユキという女子はいて、直親と二人でいるところも見たことがある、という知らせを受けます。

そのことを直虎に伝えながら、調べたところで、誰の子かまではわからないのではないか。と結論づけます。

一方直虎は、高瀬が崖をよじ登って、祐椿尼にあげる花を摘んだと聞き、間者という話もありえなくないと感じます。

高瀬の鼻歌で直親の娘と確信

何か手伝おうと、高瀬が床を拭いている時、鼻歌を歌いだします。

その歌こそ、幼い頃直親が笛で吹いていた曲、そのものだったのです。

それを知っている侍女のたけは、高瀬に尋ねると、死んだ母親がよく口ずさんでいた、と答えます。

もうここで、直虎の完敗です。

直虎も、小野但馬守も、直親の笛をよく覚えていて、直親の娘だと確信します。

このシーンは、切なくて泣けました。

直虎も小野も二人とも、直親と三人で、まだ何のしがらみもなく一緒に遊んでいた、幼い頃を思い出していました。

直虎は、高瀬を娘と認め、皆を呼んでお披露目をすることとなり、しのにも、祐椿尼が報告に行きます。

しのと和解、互いに直親への思いを叫ぶ

井伊家の初代が生まれた井戸の前に、直親と話すため、直虎が放心状態で座り込んでいます。

そこへ、お供え物を持ったしのも来ます。

しのに気づいた直虎は、精一杯の笑顔で、娘が増えたことを喜び、お披露目の件を話します。

しかし、しのは容赦しません。それには答えず、井戸を見ながら、「お寂しかったのだと思いますよ」と話し始めます。

しのは、しので、ずっと直親と直虎の仲に嫉妬し続け、悩んでいたのです。

それなのに直親には、別に女がいて、しかも子供まで作っていたのです。

それを知らなかった二人。

二人は井戸の前で直親への怒りを爆発させます。

お互い直親に言われた甘い言葉を打ち明け合うのでした。

直虎には、山中に逃げて暮らしていた頃に、昼も夜も「おとわ」のことを思っていたかのような言葉を言い、井伊に戻ってきた際には、「はいつくばってでも井伊に戻ろうと思った」と「おとわ」への思いだけで、生きてきたかのように言っていました。

一方しのには、直虎に嫉妬する彼女に「しのの怒る顔が見られてよかった。次郎様に、会った甲斐があった」、そして虎松が生まれ、小野が土地を戻してくれた時には、「全てしのが虎松を産んでくれたおかげじゃ、俺は、しのに井伊を捧げる」と言っていました。

しかし、直虎には「さような井伊を、井伊の姫に捧げましょう」と言っていました。

二人は直親自身が、爽やかにみえると自覚していて、それを利用し、それぞれに甘い言葉をかけていたのではないか。と推測します。

事実、言っていたのですから、その通りなのだと思います。

けれどその一方で、また別の女性にも甘い言葉をかけていたのです。

二人の意見は初めて一致し、井戸に向かって、直親への思いを叫び合います。

今回の話でこのシーンが、一番面白かったです。

しのの前では、直虎は直親への思いをずっと言えずにいました。

しかし、第三の女が出てきたところで、自分も騙されていたと知り、初めて本音を語ります。

何度見返しても面白くて、直虎の女の部分が見られて楽しかったです。

直虎は直親に向かって、生きていたかったと思えるほど、高瀬をよい女子に育ててやる。と誓います。

高瀬は姫と認められ、嬉しいと同時に自分の母が、直虎を苦しめたことを謝ります。

しかし、直親の娘で、今は私の娘だと直虎は高瀬に言い聞かせるのでした。

一件落着した後、少し気になったのは、姫と認められた高瀬が、龍潭寺で虎松らと一緒に手習いを受けていた時、三河からの使いの常慶を見て、一瞬動揺していました。

直親の、娘は娘なのでしょうけど、武田の間者である可能性もまだあると思います。

商売の地、気賀へ

今川氏真から、種子島作りを今川の古くからの商人に引き継がせるということを伝えられ、一方的に瀬戸方久(ムロツヨシさん)は、お役御免とされます。

そんな駿河を見限り、方久は三河に近い、海沿いにある商売の盛んな気賀へ、可能性を見出し、そちらに乗り換えようと動き出します。

気賀は今川領でありながら、武士ではなく商人が治めている場所です。

ずっと取り組んできた、綿毛を布にする事業も進み始めました。

最後の最後に、旅の男(柳楽優弥さん)も登場しました。

次回の予告では、この旅の男がひと波乱起こしそうです。

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