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猫って便秘になりやすいの?猫の便秘の原因と治療法について。

猫
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猫も人間と同じように、便秘になる事があります。

便秘になった事がある人なら分かると思いますが、お腹が張ったりして不快ですよね。

飼っている猫が便秘になった時、「たかが便秘」と思って放置しておくと大変な事になるかも知れません。

もしかしたら病気のせいで便秘になっているかも知れないからです。

ここでは、猫の便秘の原因や症状、予防法について紹介していきたいと思います。

目次

猫の便秘の判断基準って何?

便秘とは、上手く排便が出来なくなって便がお腹に溜まっている状態の事を言います。

これが酷くなると、便が溜まり過ぎて大腸が膨らんだ「巨大結腸症」になってしまいます。

3~8歳くらいの中年齢のオスに多いとされています。

飼っている猫が便秘かどうかを判断する基準の一つに、排便回数があります。

猫の排便回数は、1日1~2回くらいだと言われています。

5日以上排便が見られなければ便秘と言えるでしょう。

また、3日間排便が無ければ、便秘の可能性があります。

ただこれは、個体差が大きいので絶対的なものではありません。

排便回数より重要なポイントが、便の状態です。

健康な猫なら、水分を含んだ便が出るのでツヤを感じます。

便秘の場合は、固くてコロコロとした小さな便になります。

また、絞り出すために細長い形になったりもします。

毎日便が出ていても、このような形状であれば便秘の可能性があります。

更に、猫の状態も観察してみましょう。

トイレに入って力を入れているのに便が出て来なかったり、排便の時に鳴き声を上げていたり、トイレに行ってばかりとか、排便に時間が掛かかり過ぎるなど、いつもと違う様子が見られたら便秘の可能性があります。

そんな時は、お腹を触るとゴロゴロした便の感触が分かったりします。

お腹を触ったら怒る場合は、便秘のせいでお腹に痛みがあるのかも知れません。

排便中に嘔吐をする場合もあります。

なかなか便が出ないので力を入れ過ぎ、嘔吐してしまうのです。

便秘で嘔吐する事は結構あるので、もしよく吐いているようなら便秘の可能性もあります。

便秘の原因って何?

猫が便秘になるのには、次のような原因が考えられます。

毛玉が溜まっている

飲みこんだ毛がお腹に溜まってしまうと、毛球症になります。

通常なら吐き出したり便と一緒に出るのですが、お腹に溜まって巨大化すると手術する必要も出て来ます。

うちの猫も一度毛玉のせいで便秘になりましたが、毛玉を排出しやすくするサプリで解消しました。

食事が変わった

食事の内容は便に影響します。

今までのフードから別のフードに切り替えたりした場合、便秘の原因になっているかも知れません。

何種類かのフードをランダムに与えている場合も、便秘の原因になる可能性があります。

水分不足

猫はあまり水を飲まないですが、あまりにも飲まな過ぎると便秘になります。

便が固くなり排便時に痛みがあるので、排便出来なくなってしまうのです。

痛くてトイレで鳴き声を上げたりもします。

そのような場合は、積極的に水分を摂らせてみましょう。

ウェットフードをぬるま湯で薄めて、スープ状にするとよく飲みます。

ストレスが溜まっている

ストレスが体に及ぼす影響って、結構大きいです。

自由きままに見える猫ですが、意外とストレスを受けやすいんですよ。

生活環境が変わったり、飼育環境や運動不足からストレスが溜まる事があります。

ストレスが便秘の原因になっている場合、何がストレスになっているのか探る必要があります。

運動不足

人間と同じで、運動不足だと便秘になりやすいです。

排泄するにも筋力が必要ですし、腸の動きを活発にするにはやはり運動が必要です。

飼い主さんが一緒に遊んであげるのも良いでしょう。

病気の可能性がある

病気による便秘には、機能的閉塞と機械的閉塞があります。

機能的閉塞というのは、腸の働きが悪くなっている状態です。

神経疾患や事故による神経障害などが原因になったりします。

機械的閉塞というのは、物理的な事が原因で便が通らなくなっている状態です。

例えば骨折した時に、折れた骨が大腸を圧迫していたり、飲みこんだオモチャがお腹に詰まっているなどです。

誤飲の場合は、飲みこんだ物によって腸が傷つき壊死する可能性もあり危険です。

腸が破壊され腹膜炎を起こす事もあるので、誤飲したと思ったらすぐに動物病院へ行きましょう。

薬の副作用

もし薬を飲んでいるのなら、副作用で便秘になっている可能性があります。

抗生物質や抗がん剤などは、副作用として便秘になることもあります。

薬を飲んで便秘になっている場合は、獣医さんに相談してみると良いでしょう。

遺伝によるもの

親から受け継いだ体型や腸の長さなどが、排便に影響する場合もあります。

マンクスという猫種は、尾骨の先天的異常が腸に障害を起こし、便秘になりやすいそうです。

便秘を解消するにはどうしたらいい?

猫の便秘を解消する方法を紹介します。

これらの方法は、予防にも繋がりますよ。

水分をしっかり飲ませる

水分不足は便秘になりやすいので、しっかり水分を摂らせましょう。

とは言え、元々猫はあまり水を飲まない動物なので、ガブガブと大量に飲ませなくても大丈夫です。

フードを見直す

フードが合っていない可能性があるので、乳酸菌や繊維質が配合されているフードに変えてみるのも良いでしょう。

運動させる

調の動きを活発化させるために、体を動かすようにしてあげましょう。

飼い主さんが遊んであげたり、キャットタワーを設置してあげると良いでしょう。

トイレを清潔にする

猫は、トイレが汚れていると嫌がります。

これは人間も同じですよね。

清潔なトイレで気持ち良く排便出来るように、こまめにトイレ掃除をしてあげましょう。

お腹のマッサージ

猫のお腹を優しく撫でて、マッサージしてあげましょう。

もしお腹を上に向けられるのであれば、「の」の字を書くマッサージが効果的です。

これは人間の子どもが便秘の時にもやりますよね。

初期段階なら、これで解消するでしょう。

最後に

猫が便秘になる原因や症状、解消法について紹介しましたがいかがでしたか?

猫は元々あまり水を飲まない動物なので、便秘になりやすいと言えます。

うちの猫は冬になると水を飲む量が減ってしまうので、ウェットフードで暖かいスープを作ってあげています。

フードやトイレ環境の見直しなど、今回紹介した内容をチェックしてみてくださいね。

それでも原因がよく分からない場合は、迷わず獣医さんに相談しましょう。

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