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花粉症の原因と黄砂やPM2.5の影響!その症状と対策は?

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なんだか、空気が淀んでいる。

アニメやマンガで見た、世紀末の空の色のようだ。

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それに、なんとなく体もだるい気がする。

風邪をひいてしまったのか、疲れているのか、もしくはこの空が原因なのか?

実はこの淀んだ空の色、我々の体に変調をきたす大きな原因となっているのです。

この空の色の正体は、花粉であり、黄砂であり、そしてPM2.5なのです。

目次

花粉症の主な症状、そこに黄砂やPM2.5が加わると・・・

くしゃみ、鼻水、鼻づまり、そして目のかゆみが花粉症の主な症状です。

倦怠感や頭痛なども、花粉症の症状として挙げられます。これは、風邪の症状と非常によく似ています。

花粉症のピーク時期は、2月~5月または9~10月と、季節の変わり目で体調を崩しやすい時期でもあり、風邪をひいてしまったのではないかと勘違いしてしまうケースも少なくありません。

しかし、花粉症には独特の症状があります。くしゃみが立て続けに出る、透明でさらさらした鼻水が出続ける、息苦しいほどの鼻づまり、目のかゆみ。これらの症状が顕著であれば、風邪ではなく花粉症と考えても差し支えないでしょう。

2月~5月には偏西風に乗って黄砂も日本に上陸し、花粉症の症状を悪化させてしまいます。

そして、ほぼ同時期にPM2.5も襲い掛かってきます。

花粉症にPM2.5が加わると、のどの痛みや咳、呼吸困難など花粉症だけでは見られなかった呼吸器官や循環器官の症状も現れてくるのです。

花粉に加え黄砂そしてPM2.5が同時に襲い掛かってきたとき、我々はどのような対処をしたらよいのでしょうか?

花粉症の原因と黄砂やPM2.5による影響

花粉症は、季節性アレルギー鼻炎とも呼ばれています。

花粉が我々の体内に侵入すると体は、花粉を異物として認識します。その異物に対抗するために作られたIgE抗体が、やがて再度体内に侵入した花粉と結合すると、ヒスタミンなどのアレルギー誘発物質が分泌され、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー症状を起こすことになるのです。

さらに、黄砂やPM2.5が加わることで、花粉症の症状はより悪化します。

特に、PM2.5は深刻な問題です。

PM2.5とは2.5μm以下の微小粒子状物質で、自動車の排ガスや工場から排出された化学物質などの大気汚染の原因物質です。PM2.5は、花粉や黄砂に比べ極端に小さいため体内へ侵入しやすく、花粉症の症状が悪化したり、これまで花粉症が出なかった人が発症したりするだけでなく、呼吸器系や循環器系にまで悪影響を及ぼすとされています。

どんな対策が効果的なのか?

それでは、花粉症や黄砂、PM2.5の影響を少しでも軽減するために、具体的にはどのような対策を講じたらよいのでしょうか?

マスクの着用

普通のマスクや花粉症用のマスクでは、花粉より小さい黄砂やPM2.5はフィルターを通り抜け体内に侵入してしまいます。

隙間部分からも侵入を許さないPM2.5用のマスクの着用が推奨されます。

また、眼鏡の着用も、目のかゆみを防ぐのに一定の効果が期待できます。

家の中に花粉などを入れない

花粉や黄砂、PM2.5は衣類などにも付着します。

家に入る前に服を叩く、ウール素材などはなるべく避け、花粉などが付着しづらい衣類を着用する、窓を小さめに開けて換気するなどの方法が考えられます。

また、家の掃除をするときは部屋の湿度を上げ、濡れ雑巾で水拭きした後に乾いた雑巾で乾拭きし、さらに掃除機をかけることで家の中の花粉を除去しましょう。

空気清浄機

それでも、花粉やPM2.5は家の中に入り込んできます。

家電量販店などで売られている、PM2.5対応の空気清浄機を使用することは大切ですが、必ずフィルター清掃をこまめにしてください。

食生活

高脂肪食や加工食品、あるいは添加物の摂りすぎも、花粉症患者が増大した理由の一つと考えられています。まずは、これらの摂取を控えることが大切です。

そして、花粉症の症状を和らげる効果があるとされている、レンコン(ムチンやポリフェノール)、青背の魚(EPAやDHA)、ヨーグルトやキムチ(乳酸菌)、しそやえごま油(ロズマリン酸、αリノレン酸)を普段の食事に積極的に取り入れながら、症状を緩和していきましょう。

もちろん、喫煙や飲酒は避けた方がよいでしょう。

最後に

誰にとっても、つらい花粉症。そこに加わる、黄砂やPM2.5の悪影響。

花粉症の発症を抑えたり、症状を軽減したりするためにも、花粉やPM2.5の飛散情報をチェックし、身近なところから意識的にケアしていきましょう。

もしも、それでも症状が治まらないようであれば、もちろん病院に行って適切な薬を処方してもらうのが一番ですが、まずは自分たちでできるところからしっかりと対策を講じていきましょう。

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