ハッカって知っていますか?
「ハッカ」って、「ミント」のことで、シソ目シソ科ハッカ属のハーブの総称のことです。
日本語で「ハッカ(薄荷)」英語で「mint(ミント)」というハッカ。
小さい頃、ドロップ缶の中でいつまでも残っていたハッカ。そんな思い出はさておき、みなさん、ハッカ油って聞いたことがありますか?
ハッカ油って?
ハッカ油って?ピンと来ないあなた、私も同じでした。
ハッカ油で画像検索すると、「あっ!これ、北海道物産展で見たことがある!」そうです。あのエメラルドグリーンのパッケージのあれです。ハッカ油の付いた爪楊枝を売り子のおばちゃんに試させてもらい、口の中が爽やかになったことを今でも覚えています。北海道のお土産として有名らしいですよ。
ハッカ油はハッカソウというミントを乾燥させて抽出した植物油です。
このハッカ油、防虫効果、消臭効果、殺菌効果、リラックス効果があるらしいのですが、そのうえ「そんなものにまで使えるの?」というスゴイ油なのです。
ハッカ油の簡単な作り方
そしてこのハッカ油、なんとお家で作ることも出来るのだそうです。
必要なものはミントと無水エタノール。
「ミントを育てないといけないのか~」わかります、その気持ち。しかし、サボテンも枯らす私が育ててみようかなと思うくらい、このハッカ油は万能なのです。そしてミントはどんどん増える植物らしく、もしかしたら私にも出来るかも?と思わせてくれる植物です。
作り方はとても簡単。
瓶にたっぷりのミントを入れ、ミントが浸るくらいの無水エタノールを加えます。二週間ほど経ったら漉して出来上がりです。
ハッカ油の効果と効果的な使い方
このハッカ油、原液をそのまま使うと効果がありすぎて大変なことになります。
ではどうやって使えばいいのでしょうか?
防虫効果
- 無水エタノール 10ml
- ハッカ油 20~50滴
- 精製水 90ml
これを混ぜ合わせ、虫よけスプレーの出来上がりです。
これを肌や服にスプレーすればOK。玄関や網戸にスプレーするのもおススメです。蚊取り線香にハッカ油を少し垂らして火をつけると、効果がアップするそうです。
キッチンのゴミ付近に沸くコバエにも効果があります。虫よけスプレーをスプレーしてもいいですし、原液をゴミ箱の中に少量垂らしてもOKです。
そしてゴキブリにも効果があるそうで、嫌な臭いでゴキブリの侵入を防げるそうです。
消臭・殺菌効果
- 無水エタノール 10ml
- ハッカ油 5滴
- 精製水 90ml
これを混ぜ合わせ、靴にスプレーするだけで、夏の汗、冬の蒸れで臭くなった靴が、すっきり爽やかになるそうです。
カビ予防にも効果ありですよ。
その他の効果
他にもこんな使い方が!
- 鼻詰まりの解消(ハッカ油を鼻の横に少し塗る)
- 湿布(容器に熱めのお湯を入れハッカ油を数滴垂らし、そこにタオルを入れ絞ったら完成)
- 便秘(ハッカ油湿布を下腹部に使うと、腸内運動を促進してくれる)
- 入浴剤(湯船に2~3滴垂らす)
- マウスウォッシュ(コップ1杯の水にハッカ油3滴)
- 拭き掃除(バケツに水を入れハッカ油を数滴。殺菌効果・防虫効果)
などなど
オススメとして
ミントを育てるところからやっていたら、いつになったら作って使えるの?そんな心配はご無用です。
ハッカ油も無水エタノールも精製水もドラッグストアやインターネットで購入出来ます。
ハッカ油スプレーを作るのに、ハッカ油と精製水だけではダメなの?と思う方もおられると思います。
ハッカ油は非常に水と混ざりにくい性質があり、この二つをうまく混ざり合わすために無水エタノールが必要になります。
精製水は水道水でもいいのですが、水道水に入っている塩素がハッカ油を分解してしまう作用があるので、効果が薄れてしまうようです。出来れば精製水を使用することをおススメします。
注意点は?
以下、ハッカ油を使う上での簡単な注意点をまとめてみました。
- ハッカ油はポリスチレンと溶かしてしまうので、保管やスプレーボトルを選ぶときは注意が必要です。
- ハッカ油スプレーの使用期限は1週間から10日なので、使い切れる分だけ作りましょう。
- 原液は肌の弱い人は荒れてしまうこともあるそうなので注意してください。
- くれぐれもハッカ油の入れ過ぎにはご注意ください。
最後に
ハッカ油、一度使ってみたくなりましたか?
是非、これを機会にハッカ油の効果を再認識してみましょう。
コメント